実務で必要なスキルを24時間どこにいても学べる!

本郷塾で学ぶ英文契約

英文契約で「果たす」とは?→satisfy、achieve、meet、attain等

2024/01/13
 
メルマガの無料配信を希望する!

この記事を書いている人 - WRITER -
英文契約・契約英語の社内研修をオンラインで提供しています。本郷塾の代表本郷貴裕です。 これまで、英文契約に関する参考書を6冊出版しております。 専門は海外建設契約・EPC契約です。 英文契約の社内研修をご希望の方は、お問合せからご連絡ください。
詳しいプロフィールはこちら

「~を果たす」「~を満たす」「~を達成する」という表現が使われる場面

 

契約書は、当事者間の権利義務を確認する文書です。

 

そして、特に義務を中心に定めています。

 

その義務を果たさないと、契約違反となり、相手方当事者から損害賠償を請求されたり、契約を解除されたりしてしまいます。

 

また、売買契約や請負契約では、供給者側が自分の義務を果たす、満たす、達成することで、対価をもらうことができるのです。

 

そのため、「~を果たす」、「~を満たす」、「~を達成する」という表現が契約書中で使われることになります。

 

例えば、

 

「義務を果たす」

 

「条件を満たす」

 

「保証した性能を達成する」

 

ということを定める場合にこれらの表現は使われます。

 

 

「~を果たす」「~を満たす」「~を達成する」を意味する表現

 

以下に、これらの意味を持つ表現を列挙します。

 

meet

例文:

The Seller shall meet the requirement as set forth in the Specifications.

訳:

売主は、仕様書に定められている要求事項を満たさなければならない。

 

satisfy

 

fulfill

例文:

The Contractor shall fulfill the obligation regarding the performance guarantee.

コントラクターは性能保証に関する義務を満たさなければならない。

 

achieve

 

attain

例文:

The Contractor shall attain the criteria regarding the performance guarantee specified in the specifications hereof.

訳:コントラクターは、本契約の仕様書に定められている性能保証に関する基準を満たさなければならない。

 

この他に、プラント建設のためのEPC契約では、「プラントを完成する」という意味を表す際には、「~を完成する」という意味のcomplete(名詞はcompletion)という表現を使います。

 

なお、逆に「~を果たせない場合」、「~を満たせない場合」、「~を達成することができない場合」という場合には、fail toを使って表現できます。

 

例えば、

fail to achieve

fail to attain

といったようになります。

 

上記の「~を果たす」と「~を果たすことができない場合」という表現を覚えて使えるようになると便利です。

 

目次
第1回 義務 第10回 ~に関する 第19回 知らせる
第2回 権利 第11回 ~の場合 第20回 責任
第3回 禁止 第12回 ~の範囲で、~である限り 第21回 違反する
第4回 ~に定められている、~に記載されている 第13回 契約を締結する  

第22回 償還する

第5回 ~に定められている、~に記載されている (補足) 第14回 契約締結日と契約発効日 第23回 予定された損害賠償額(リキダメ、LD)
第6回 ~に従って 第15回 事前の文書による合意 第24回 故意・重過失
第7回 ~に関わらず 第16回 ~を含むが、これに限らない 第25回 救済
第8回 ~でない限り、~を除いて 第17回 費用の負担 第26回 差止
第9回 provide 第18回 努力する義務 第27回 otherwise

 

 

第28回 契約の終了

第38回 権利を侵害する 第48回 遅延利息
 

第29回 何かを相手に渡す、与える

第39回 保証する 第49回 重大な違反
 

第30回 due

第40回 品質を保証する 第50回 ex-が付く表現
第31回 瑕疵が発見された場合の対応 第41回 補償・品質保証 第51回 添付資料
第32回 ~を被る 第42回 排他的な 第52回 連帯責任
第33回 ~を履行する 第43回 第53回 ~を代理して
第34回 果たす、満たす、達成する 第44回 第54回 下記の・上記の
第35回 累積責任 第45回 瑕疵がない、仕様書に合致している 第55回 強制執行力
第36回 逸失利益免責条項で使われる様々な損害を表す表現 第46回 証明責任 第56回 in no event
第37回 補償・免責 第47回 indemnifyとliableの違い 第57回 for the avoidance of
 
第58回 無効な 第68回 representations and warranties
第59回 whereについて 第69回 material adverse effect
第60回 in which event, in which case 第70回 to the knowledge of
第61回 株主総会関係 第71回 GAAP
第62回 取締役・取締役会関係 第72回 covenants
第63回 indemnifyとdefendの違い
第64回 Notwithstandingと責任制限条項
第65回 M&Aの全体の流れ
第66回 conditions precedent
第67回 adjustment

【私が勉強した参考書】

基本的な表現を身につけるにはもってこいです。

ライティングの際にどの表現を使えばよいか迷ったらこれを見れば解決すると思います。

アメリカ法を留学せずにしっかりと身につけたい人向けです。契約書とどのように関係するかも記載されていて、この1冊をマスターすればかなり実力がupします。 英文契約書のドラフト技術についてこの本ほど詳しく書かれた日本語の本は他にありません。 アメリカ法における損害賠償やリスクの負担などの契約の重要事項についての解説がとてもわかりやすいです。
この記事を書いている人 - WRITER -
英文契約・契約英語の社内研修をオンラインで提供しています。本郷塾の代表本郷貴裕です。 これまで、英文契約に関する参考書を6冊出版しております。 専門は海外建設契約・EPC契約です。 英文契約の社内研修をご希望の方は、お問合せからご連絡ください。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© 本郷塾で学ぶ英文契約 , 2017 All Rights Reserved.