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本郷塾で学ぶ英文契約

初めて教育係(メンター)に選ばれた方へ③~実践するべきことは?~

2022/06/14
 

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英文契約基礎から実践講座

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英文契約・契約英語の社内研修をオンラインで提供しています。本郷塾の代表本郷貴裕です。 これまで、英文契約に関する参考書を6冊出版しております。 専門は海外建設契約・EPC契約です。 英文契約の社内研修をご希望の方は、お問合せからご連絡ください。
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今回は、メンター期間中に私が心がけたことの続きです。

 

 

毎日コミュニケーションをとる

 

仕事は仕事。

 

それ以外はそれ以外。

 

メンターと新人の関係は、あくまで会社内の関係に過ぎません。

 

では、仕事の話以外一切しないということでよいか?

 

よいと思います。

 

プライベートに深入りすると、お互いに居心地悪くなることもあるでしょう。

 

「なんで会社に人にそんなこと話す必要があるわけ?」

 

そんなこともあるでしょう。

 

仕事帰りに飲みに行かなくたって、仕事をする上で支障は出ません。

 

しかし、毎日何かしら会話をしたほうが、仕事はやりやすくなるでしょう。

 

それは仕事の話でもよいし、それ以外でもよいと思います。

 

重要なのは「回数」だと思います。

 

私は入社以来、約8年間に渡り、ほぼ毎日、先輩と昼休みに一緒にコーヒーをのむ、という習慣がありました。

 

決して約束ではなかったのですが、仕事の都合で行けないときを除き、ほぼ毎日それをしていました。

 

自然と話題は多岐にわたってきます。

 

いつのまにか、一回数時間居酒屋で話すよりもはるかに多くのことを話しているようになります。

 

それだけ自分のことも理解していただけるようになりますし、先輩の考えもわかるようになってきます。

 

そうなると、お互いに勘違いすることがなくなってくるように思います。

 

言葉は万能ではなく、果たして自分の意図は伝わっているのか、相手の意図を自分は的確に受け止められているのか?と思うことがあると思います。

 

言葉を勘違いして受け取ってしまったために上手くいかないことも起きるでしょう。

 

しかし、こうして頻繁に回数を重ねていくことで、そういうことが起きることを減らせるようになると思います。

 

結果として、仕事において、良好な関係を保つことができるようになるのではないでしょうか。

 

コーヒーを飲む時間を20分としましょう。

 

仮に1年続けたとします。20×200=4000分、つまり、60時間以上ずっと話をしていたことになります。

 

会話を繰り返し、良好な関係を築くことができれば、新人の至らない点を注意することも容易で、言われた新人も受け入れやすくなるでしょう。

 

別にコーヒーを飲まなければならないわけではないと思います。とにかく毎日、仕事のことでもよいから少しでも話をすることが良好な関係の構築に役立つと思います。

 

とはいえ、仕事時間中に、仕事に全然関係ない話を延々と繰り広げると、早く仕事を終わらせたいと考えている人にとってはストレスにしかならず、関係悪化につながるので、そこは注意が必要ですね。

 

 

後輩の秘密は死ぬまで秘密

 

毎日コミュニケーションを取り、色々な話をするようになった。

 

新人も自分に慣れて心を開いてくれるようになった。

 

おめでとうございます!

 

きっと仕事でも良好な関係を築けていることでしょう。

 

しかし、ここで一つ注意すべきことがあります。

 

それは、心を開いた後輩が自分に話してくれた内容を他の誰かにべらべらしゃべることです。

 

会社で驚いたことの一つは、会社がプレスリリースをする前に、何を思ったか、その情報をマスコミ等に漏らす人が存在するということです。

 

どのくらいの役職の人なのかわかりませんが、口が軽い人はどこにでもいるということですね。

 

メンターと新人の間でもそれは起こりえます。

 

新人が、「これ、秘密にしておいてくださいね」と言っても、そう言われたその日から、別の人に、「これ、秘密にしておいてね」と言いながら吹聴しまくる人がいます。

 

中には、「「秘密ですよ」、と言われなかったから言っていいのかと思った」なんていう人もいます。

 

でも、中身を聞けば、それは普通、他の人に知られたくないことだと思うようなことだったりします。「いちいち秘密って言わないとわからないのか、この人は!」とあきれられること間違いありません。

 

私はメンター時代にそもそも後輩からそんな話をされたことがないので、そういうトラブルになったことはありませんが、もしも秘密にしておくべきことを誰かにばらしたことを後輩が知ったらどうなるかは容易に想像がつきます。

 

もう二人の関係は終わりです。

 

信頼関係がなくなるので、本当に事務的な関係になっていくでしょう。

 

たぶん、その後何をやっても挽回できないでしょう。

 

そして、「あの人は口が軽い人」といううわさを逆に後輩に流されて、それが社内で広まり、周りからはそういう人だと認識されるようになります。仕事にも影響してくるのではないでしょうか。

 

というわけで、「上司の秘密は死ぬまで秘密にするべき」という話は聞いたことがありますが、「後輩の秘密も死ぬまで秘密にするべき」ということも言えると思います。

 

え?もう後輩の秘密を誰かにしゃべってしまった?

 

次から気を付けましょう!

 

前のページ:初めて教育係(メンター)に選ばれた方へ②~実践するべきことは?~

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仕事に関する記事の目次

何かに挑戦したいと思っているのに、そのための一歩が踏み出せないでいる人へ

リスク管理をしっかりしたいと思っている人へ

何をやるにも、人の目や評価が気になってしょうがない人へ

「会社って、そもそも誰のものだっけ?」と疑問を抱いている人へ

「自分には何の才能もない」と思っている人へ

部下を上手に叱る方法を模索している人へ

仕事における段取りや根回しってどんなものかよくイメージできない!という人へ

何かの資格試験に落ちて、「もう人生終わりだ!」と思っている人へ

新しいことをしようとしたら、周りから猛烈な反対を受けて、しょんぼりしている人へ

「完璧にできないくらいなら、初めからしないほうがよい」と思っている人へ

本当は主役になりたいのに、いつも主役になれないと落ち込んでいる人へ

「絶対にやりたい仕事につきたい!」と考えている人へ

上司に取り入っていろうとしている人を見ると、寒気がしてきてしまう人へ

いつも残業しているが、そんな現状をなんとか変えたいと本気で思っている人へ

会議になると、いつも発言することをためらってしまう人へ

「仕事で評価される人は自分とは何が違うんだろう?」と疑問に思っている人へ

文章の作成スピードを速めたいと考えている人へ

いつも失敗するのがこわくて挑戦できない人へ

いつも嫌な仕事を任されることが多い、と嘆いている人へ

「社会人になると、学生の時と一番何が違うんだろう?」と疑問を抱いている学生の方へ

「仕事って、どんなときに楽しさを感じられるんだろう?」と疑問を持っている人へ

「絶対に失敗したくない!」といつも考えている人へ

「部内の飲み会なんて、どんなに遅刻してもよい、なぜなら仕事じゃないんだから」と考えている人へ

学生時代に頑張ったことが「勉強」だと、就活に不利だと思い、やりたくもないサークルに今から入ろうかな、と考えている学生の方へ

「社会人は、一体何に一番力を入れるべきなんだろう?」と悩んでいる人へ

いつも、「先輩に言われたことをしっかりやろう!」と考えている人へ

「交渉方法を教えてくれる本がないかな~」と思っている人へ

今日も自分の案があっさりと却下され、「もう提案なんかしない!」と思ってしまった人へ

「もう、自分が輝ける時間は残り少ない」と悩んでいる人へ

「給料を上げる方法を知りたい!」という人へ

いつも人生をゼロか百で考えてしまう人へ

記憶力をアップさせたい!という人へ

「大学の単位は全てA評価を取らないと!」と思っている人へ

休日を楽しめない、休日になると憂鬱になる人へ

正しいことを主張するときは、普段よりも力を込めて語ってしまう人へ

文章をうまく書けるようになりたい人へ

「いつも正しくあろう!」と考えている人へ

世の中には、絶対的な正義があると思っている人へ

仕事ができるようになりたい!と思っている人へ

先輩や上司によく相談に行く人へ

最近、疲れがたまっている、という人へ

いつも、先輩に言われないと行動できないでいる人へ

いつも、なんでもかんでも先輩や上司に相談、報告している人へ

ねたまれないように生きていきたい、と考えている人へ

人間は機械にその仕事をいつか全部奪われる日が来るんじゃないか?とおびえている人へ

パワハラにあって、つらくて苦しくてしょうがない人へ

いつも答えは一つだと思っている人へ

会社で役員に案件を説明するのが嫌で嫌でしょうがない、という人へ

「自分は、知り合いが少ない」と嘆いている人へ

はじめてメンターになった人へ

いつもマイナスのことばっかり考えてしまう人へ

将来自分が何になりたいのか決められないでいる人へ

靖国神社ができたのは、太平洋戦争での戦没者の慰霊のためだと思っている人へ

「いつなんどきも、逃げたら負け!」と思っている人へ

伊藤博文は、「初の内閣総理大臣」ということしか知らない人へ

些細なことをいつも軽視してしまう人へ

「そんなの、見なくてもわかる」と思っている人へ

 

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