嫌な仕事への最悪の対処法
2023/07/12

3つの仕事A、B、Cを同時に任されたとします。
しかし、そのうち仕事Aは、自分が不得手としている仕事でした。
できればやりたくない・・・。
そう思ったとき、どうするでしょうか?
このような状況になったとき、仕事BとCにだけとりかかり、それだけで毎日を忙しくしてしまう人が時々います。
これは、「仕事Aをやる時間がないんです!」ということをアピールして、仕事Aを任せた先輩なり上司なりに、「あ、そんなに忙しいなら、仕事Aはこっちでやるからいいよ」と言ってもらうための、言ってみれば子芝居です。
これが功を奏することはあります。
しかし、多くの場合、これをすると、その本心は簡単に周りの人にバレます。
「あ、この人、仕事Aをやりたくないから、他の仕事で手一杯間だしてるな」と。
そして、この本心がばれてしまった場合、残念ながら、ほとんどの人は、これに同情はしてくれません。
むしろ、「それでもちゃんとやりきるのが仕事だろ!」と思ってしまいます。
それに、仕事Aをやれないほど自分が忙しいと周りに思わせるために、そういう人は、残業をし始めます。
そのくらい仕事Aをやりたくないのでしょう。
この気持ちはわかります。
しかし、これをすると、自分に対する周りの評価は、恐ろしいほど、めきめき下がってしまいます。
「仕事Bと仕事Cって、そんなに難しくないでしょう。そんなに時間をかけて、一体何してんの?」
こんな風に思われてしまいます。
残業している姿を見て、「おっ!時間をかけて頑張ってるな!!」なんて思ってくれる人も中にはいると思いますが、大部分の人は、そうは思いません。
結局、仕事Aを避けようとすることで、①嫌なことから姑息に逃げる人、という評価と、②簡単な仕事も時間がかかる人、という、できれば得たくない評価を2つも同時に得ることになります。
こういう事態になる人は、完璧主義の人に起きます。
あるいは、ものすごくプライドが高い人に起きます。
「できない奴だと周りから思われたくない」という気持ちが強いために、苦手な仕事Aから逃げようとしてしまうのです。仕事Aに関わると、嫌でもできない自分と向き合わないといけなくなってしまうからです。そういう気持ちに耐えられないのです。
しかし、だからと言って上記のような感じで逃げていると、「できない奴だ」と、より一層思われてしまいやすくなります。
また、できることだけやっていると、自分のできることの幅も広がりません。
誰でも、苦手な仕事はありますし、やりたくない仕事はあります。
しかし、一度やり切れば、コツをつかみ、それなりにできるようになるものです。
そうすれば、それなりにはできるようになるでしょう。
そうしたら、それで仕事Aは終わりにしてよいと思います。
とにかく、何かしらの成果を出して、それでその仕事Aは終わりとしてしまうのです。
何もやらずに、他の人に気づいてやってもらうのを待つなんていう姑息なことをやるくらいなら、とにかく早くその仕事Aにとりかかり、程度が低くても終わらせてしまう方が、よっぽど自分の評価も、そしてその仕事Aの成果を待っている人にもよいです。
少なくとも、仕事BとCだけに異様に力を入れて取り組み、残業までして、忙しいオーラを出す、ということだけは、やめた方がいいと思います。
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