初めて教育係(メンター)に選ばれた方へ④~メンターになることで気づくことは何か?~

      2017/02/05

 

今回は、メンターになって私が気づいたことについてです。

 

メンターになって気づいたこと。

 

それは、自分が後輩に教えたことよりも、自分が気づかされたことの方がはるかに多いということです。

 

 

 

部長について

 

まず、「部長ってすごいな」と思うようになりました。

 

会社では、自分と部長の席がさほど離れていないこともあり、割と身近に感じる存在かもしれません。

 

しかし、毎日毎日、部長自身がさほど背景を把握していない問題についていきなり報告やら相談を受けて、即座に次の指示を出す、というのは簡単ではないだろうな、ということに、後輩からの相談を受け続けることで気づきました。

 

しかもそれが一人ではなく、複数人から次々になされる相談に対してです。

 

さらに、新人からの相談であれば簡単な内容でしょうが、部長になされる相談はそんなレベルに止まらないわけです。

 

メンターに選ばれることが必ずしも部長候補であるとは言えませんが、メンターが部長になるための練習になる、とは言えるような気がします。

 

 

 

仕事を与えられた時の反応

 

次に気づかされたのは、機会を与えられた時の反応によって、機会を与えたほうはどう感じるか、というものです。

 

私自身は、最初のころは、機会を与えられても、「え?なんで自分が?」とか、「やりたくない」と心の中で思うことがしばしばありました。それを雰囲気として出していたときもありますし、「え~!私がですか?」と言ったときすらありました。

 

それによって、先輩がどう思うかなんて考えたこともありませんでした。

 

しかし、メンターになって、自分が後輩に仕事を与えたとき、後輩がさわやかに「ありがとうございます!」「こういう仕事がしたかったんです!」といった超ポジティブな姿勢で仕事を受けてくれるのをみたとき、「次はもっと成長につながる仕事を与えよう!」という気持ちに自然となりました。

 

それに引き換え、自分はどうだったのか・・・・。

 

 

仕事を与えられた場合、基本的にそれを断るなんてことはできないわけです。

 

よって、嫌そうな顔をしても無駄な抵抗に終わることがほとんどなはずです。

 

であれば、さわやかに受けて、「次はもっと成長につながる仕事をあげよう!」と思ってもらったほうが自分にとってプラスになるでしょう。

 

後輩の仕事を受ける仕事を見て、自分もさわやかに受けようと思わされました(自分が常常にそれをできていたわけではありませんが・・・)。

 

 

 

それまでの自分の知識が整理された

 

人に教えることで自分の知識がより確かなものになるのを感じました。

 

なんとなくしかわかっていなかったものが、誰にでもできるレベルに引き上げられたように思います。

 

というのも、そうならないと、後輩に教えられないからです。

 

これにより、自分の仕事力はものすごくアップしたように思います。

 

教えることは自分のためにもなるんですね。

 

 

 

仕事が早くなった

 

後輩を指導しなければならない。

 

相談されたら速攻対応できるようになりたい。

 

そのためには、前にお話ししたように、前倒して仕事をする必要がでてきます。

 

これは意識するかしないかで大きく違ってきます。

 

自分が早く終わらせられれば、後輩も早く終わらせることができます。

 

早く終わるから早く帰れます。

 

その結果、自分の時間をたくさん持てるようになります。何か自分を高めたければそれに費やす時間もできます。

 

 

 

・・・といったように、色々なことに気づき、そして得られたように思います。

 

 

 

最後に~感謝されたいか~

 

メンターをしたことがある人の中には、こう思ったことがある人がいるのではないでしょうか。

 

「こんなに時間を割いて色々と教えてあげたんだから、感謝してほしい!」

 

これを通り越して、

 

「当然、感謝するべきだ!!」

 

さらには、

 

「感謝しろ!!!」

 

というところまで行ってしまった人もいるかもしれません。

 

それはかなりマズいと思います。

 

感謝を求めると、恩着せがましくなります。

 

「自分はこんなに時間を割いてやってんだぞ!」

 

「こんなに優しくしてやってんだぞ!!」

 

「他の人ならこんなによくしてくれないんだぞ!!!」

 

こういう気持ちは、後輩に完全に伝わります。

 

こうなると、感謝する気持ちなんて、全く起きません。

 

きっと後輩は、同期との飲み会で、「いや、感謝はしてるんだけどさ~」といった発言の後で、文句を言いまくっていることでしょう。

 

「いや、でも、本当に自分は頑張って後輩のために色々してあげたんです!感謝くらい求めたっていいじゃないですか!?」

 

と思うこともあるでしょう。

 

しかし、メンターを通して、自分が後輩に教えた以上の気づきを得られた、と思えればそれ以上の見返りはいらないとは思えないでしょうか。

 

メンターを通して、部長の大変さが身に染みてわかりました。

 

メンターを通して、部長になるための練習ができました。

 

メンターを通して、自分の中で曖昧だった仕事のやり方や知識がものすごく整理され、再現性のあるものにまで高められました。

 

メンターを通して、後輩の相談に即座に応えられるように自分の仕事を前倒しにする習慣がついたことで、残業時間が劇的に減りました。その結果、「仕事が早い人」という評価を周りから得ることができるようになり、それは給料や賞与にも反映されました。

 

メンターを通して、仕事を上司から受ける際にとるべき態度が変わりました。これにより、それまでよりも、よりやりがいのある仕事を回してもらえるようになりました。

 

メンターを通して、・・・

 

 

等々、数え上げればもっともっと出てくるでしょう。これらはメンターにならなければ気が付けなかったことかもしれません。

 

これに加えてさらに、後輩からの感謝が必要でしょうか?

 

後輩からの感謝なんて一切いらない。なぜなら、自分はメンターになることで、多大なものを得ることができるのだから。

 

そう思って後輩に接していれば、運が良ければ、もしかすると、結果として、後輩から感謝されることもあるかもしれません。

 

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