EPC契約におけるプラントが建設される流れ(EPC契約の全体像)
プラントが建設される流れ
EPC契約は、コントラクターの義務がたくさん定められておりますが、まずは、流れを把握することが重要です。
以下に、一般的なプラントが完成するまでの流れを示します。
契約当事者の義務や責任などの個別の議論は、この流れの中のどこの議論なのか、という意識をもってみると、理解しやすくなります。
応札
入札保証ボンドの差し入れ
↓
受注
↓
EPC契約締結
↓
履行保証ボンドの差し入れ
入札保証ボンドの返還
↓
前払金返還保証ボンドの差入れ
前払金の支払い
↓
図書作成・承認
↓
材料調達・機器製造
↓
中間支払
↓
製造した機器・建設用機器をサイトに輸送
↓
製造した機器・建設用機器をサイトに搬入
↓
サイトにて建設開始
↓
Pre-Commissioning
↓
Commissioning
↓
性能試験
↓
検収
納期LDからの解放
リスクの移転
履行保証ボンドの返還
契約不適合責任ボンドの差し入れ
↓
保証期間開始
↓
商業運転開始
↓
不適合が発見されれば修理・交換
↓
保証期間満了
契約不適合責任ボンドの返還
コントラクターの義務完了
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なお、上記の流れの中で出てくる事項の中で、プラント・建設業界の新入社員・若手の方々、そしてこの業界に転職されたばかりの方々が早めに抑えておくべき重要事項、そしてEPC契約書をチェックする際に持つべき視点などは、本郷塾のオンラインセミナーの中の『EPC契約の基礎』で解説しております。
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原書で勉強するのは大変だと思われるかもしれませんが、契約に関する知識だけでなく、英語の勉強にもなりますし、また、留学しなくても、英米法系の契約の考え方も自然と身につくという利点がありますので、取り組んでみる価値はあると思います。