MOUはどんな場合に結ばれるものなのか?
MOUとは、一体どんなときに結ばれるものなのでしょうか?
お互いに秘密情報のやり取りする場合には、秘密保持契約を締結します。
物の売買をする場合には、売買契約を締結します。
技術のライセンスをする場合には、技術ライセンス契約を締結します。
では、MOUを締結するのは?
実は、厳密に「こういう場合にMOUを締結する」という答えはありません。
ただ、割と多いのは、「複数の企業が、何かを今後一緒にやっていくために、まずは色々と情報交換をしてみよう、と考えている場合」に締結されることが多いと言えます。いわゆる基本合意のようなものです。
そのため、そのような場合に締結されるMOUの中には、まさに、「これから○○について一緒に検討・協議していきましょう」と言った内容が定められていることが多いです。
もっとも、必ずしも上記のような場合に限られません。
MOUについて知っておきたいこと その2
MOUがどんな時に結ばれるのかは一概には言えない。
しかし、複数の企業で何か将来一緒に活動できないかを話し合う前に締結することが多い。
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役に立つ英文契約ライティング講座
①義務を定める方法 | ④shall be required to doとshall be obliged to doの問題点 | ⑦義務違反の場合を表す方法 | |
②権利を定める方法 | ⑤英文契約の条文は能動態で書くとシンプルかつ分かりやすい英文になる! | ||
➂shall be entitled to doとshall be required to do | ⑥第三者に行為をさせるための書き方 |
上記は、本郷塾の5冊目の著書『頻出25パターンで英文契約書の修正スキルが身につく』の24~30頁部分です。
英文契約書の修正は、次の3パターンに分類されます。
①権利・義務・責任・保証を追記する→本来定められているべき事項が定められていない場合に、それらを追記する。
②義務・責任を制限する、除く、緩和する→自社に課せられている義務や責任が重くなりすぎないようにする。
➂不明確な文言を明確にする→文言の意味が曖昧だと争いになる。それを避けるには、明確にすればいい!
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英文契約書をなんとか読めても、自信をもって修正できる人は少ないです。
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