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本郷塾で学ぶ英文契約

スピーキングの練習方法~瞬間英作文の練習方法~

2024/01/05
 

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英文契約・契約英語の社内研修をオンラインで提供しています。本郷塾の代表本郷貴裕です。 これまで、英文契約に関する参考書を6冊出版しております。 専門は海外建設契約・EPC契約です。 英文契約の社内研修をご希望の方は、お問合せからご連絡ください。
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私のスピーキングの練習方法をご紹介します。

  

リスニングの時と同じように、スピーキング力を上達させるには、何が最も効果的なのか?と考え、かつ書店でスピーキング力を上達させるための本を探して読んだりしました。

 

最初は、よく使うフレーズをひたすら暗記するという方法がよいのではないかと思い、そのような教材を購入して試したりしました。

 

しかし、実際にやってみると、本当に暗記が中心で、とても苦痛で、自分はこれを継続することはできないなと思いました。ある表現を丸暗記すると同時に他の表現を忘れる、という感じで、自分の中で何も積み重なっていないなと感じました。

 

うまく表現できませんが、スピーキングの効率的な上達方法は、決して頻出表現の暗記ではないように感じました。

 

理想としては、知っている表現は少ないが、自分の言いたいビジョンをそれなりに伝えられるようになる、そんな練習方法があれば、と日々考えていました。

 

そんなときに出会ったのが、ベレ出版から出版されている「瞬間英作文」という本でした。

 

その本には、著者がいかにして瞬間英作文という方法を思いついたのか、という点が詳細に記載されており、それを読んだときに、「まさにこれだ!」と直感しました。詳しい練習方法は「瞬間英作文」の本を読んでいただければと思いますが、概略は以下の通りです。

 

本の左側に日本語の文章が10個書いてある。

 

左側にその日本語に対応する英文が10個書いてある。

 

まず左側に書いてある日本語を見て、自分の頭の中で英訳し、それを口に出す。

 

その英文があっているか間違っているかを右に記載されている英文と比較して答え合わせをする。

 

これが中学1年生レベルの英語から中学3年生レベルの英語まで記載されている。

 

文法ごとに英文がまとまって列挙されているので、併せて文法の復習にもなる。

 

といった教材です。

 

この方法は、自分にとって本当に効果がありました。

 

まず、どんな表現でも、自分で英語にすることができる!という強烈な自信を持つことができました。

 

日本語を見て瞬間的に英語化する作業は、まさに会話の中で英語を話す際にしなければならないことだと思います。

 

それを中学1年生レベルの英語から中学3年生レベルの英語までひたすら繰り返すことで、英文の単なる暗記ではなく、まさに言葉を紡いでいく、ということが英語でできるようになります。

 

これがまさに、「言葉を話す」ということだと実感しました。

 

TOEICで高得点を既にとられているような方は、もしかすると、「こんな簡単な日本語を英語に訳していくくらいで話せるようになるなら苦労しない」と思い、すぐには信じられないかもしれませんが、本当に話せるようになります。

 

ただ、一つ注意していただきたいのは、教材の中にある英語の表現を丸暗記しようとは決してしないでください。もしも丸暗記しようという意識でやると、効果が出ない可能性があると思います。

 

この瞬間英作文の練習は、あくまでも、自分の頭の中でイメージしているビジョン、伝えたいことを、瞬時に英語にして言葉として発していく練習であって、表現の暗記ではありません。新たな表現を覚えたい場合には、そのための練習を別にすることをお勧めします。

 

よって、仮に瞬間英作文のテキストの左側にある日本語を英語にした際に、右ページの英語と全く同じでなくても、自分が発した英語が文法的に間違っていないのであれば、そこはあまり気にする必要はありません。

 

あるビジョンや思いを伝える方法は、決して一つではないことは、日本語でも同じです。英語になってもそれは変わりません。

 

なので、間違っても、「テキストと同じ英語を口にすることができない。自分はダメなんだ」と思う必要はなく、「なるほど、こういう表現もあるのだな。」と思い、自分が考えた表現と比較して、もしも自分の表現の方がより言いたいことを言えていると自分で思うのであれば、何も落ち込むことはありません。逆に、確かにテキストの表現の方がよい、と思うのであれば、次回からはその表現を使うようにすればよいだけです。

 

 

瞬間英作文の練習によって得られた予想外の効果

 

 

瞬間英作文の練習を繰り返すうちに、予想外の効果が出てきました。

 

それは、リスニング力もアップしたのです。

 

「それは、音読やシャドーイングの効果なのでは?」

 

そう思う方もいらっしゃるでしょう。

 

それは確かにそうかもしれません。しかし、私はある時期仕事やプライベートが忙しく、毎日あまり英語に時間を割くことができないときは、瞬間英作文の練習をするようにしていました。とにかく自分の考えを相手に伝えられるようになりたいと思っていたからです。なので、その期間は、多少リスニング力の上達が進まなくてもしょうがない、と割り切っていました。

 

しかし、そんな時期に海外出張に行ったときに、明らかに前回出張したときよりも相手の言っていることが理解できたのです。

 

自分でも、この効果には驚きました。どうして瞬間英作文の練習がリスニング力の上達に繋がったのか。

 

色々とその理由を考えたのですが、おそらく、そのメカニズムは次のようなものだと思います。

 

瞬間英作文の練習とは、日本語を見て英語にする作業を超高速で行うものです。

 

例えば、英語で主語を発した後で、それに続くふさわしい動詞は何かを瞬間的に考える作業が頭の中で行われます。動詞の次は、補語なり目的語としては何がよいか?と考えます。

 

この作業を頭の中で繰り返していくと、段々と主語を発した後に次にくるべき言葉を予想するようになるのではないでしょうか。

 

ある言葉を聞いた時に、次にくる語の選択肢が頭の中に自然と出てくるようになる、これは正に、リスニングで求められる力なのではないかと思います。

 

リスニングでは、頭から英語を理解していくことが重要ですが、この時、聞こえて初めて理解するのではなく、主語に何が来たら、動詞はこれが来るはずで、動詞にこれが来たら、その次はこの単語が続くはず・・・という予想を頭が無意識のうちにしてくれるようになると、より流れてくる英文を素早く的確に理解できるようになりますよね。

 

実際、日本語においても、ある程度の言葉を聞くと、「あ~、この人は次にこういうんだろうな」と予想できることがあります。これは予想を意識している場合ですが、私たちは普段の暮らしの中で、日本語の会話において、次に相手がどんな言葉をつなげようとしているのか、無意識に予想しながら聞いているのかもしれません。そうでなければ、次々に発せられる言葉を瞬時に理解することは逆に難しいようにも思えます。

 

本当の理由はなんとも言えませんが、私は瞬間英作文の練習をしていく過程で、リスニングの能力も上達させることができたように思います。

 

ちなみに、瞬間英作文も、リスニングの時に使用していたのと同じ以下の教材を使って練習しました。あくまで、英検3級と準2級のレベルにこだわりました。

 

英語が苦手な方には、私の英語練習方法についてのこちらの記事もお勧めです。

 

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2023年12月22日から、7冊目の著書、『1日15分で習得 契約類型別英単語1100』(中央経済社、価格:2,530円(税込み))が出版されました!

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今回は、これまで以上に、見やすさと使いやすさを重視して本を作りました。

 

本書で学ぶことで得られる効果

自分の業務に必要な範囲に絞って効率よく英文契約書で頻出する英単語を身につけることができます。

 

それは、本書が以下に記載する特徴を備えているからです。

1.英文契約で頻出する英単語を契約類型毎に分類して掲載しています。

これにより、ご自分の業務でよく触れる機会がある契約で頻出する英単語に絞って取り組むことができるので、必要な分だけ効率よく契約英単語を身につけることができます。

具体的には、以下のように分類しています。

第一章 絶対に押さえておきたい英単語

第二章 英文契約の条文の基本的な型を構成する英単語

第三章 秘密保持契約の英単語

第四章 売買・業務委託契約の英単語

第五章 販売店契約の英単語

第六章 共同研究契約の英単語

第七章 ライセンス契約の英単語

第八章 合弁契約の英単語

第九章 M&A契約の英単語

第十章 一般条項に関する英単語

第十一章 その他の英単語

 

なお、どの分野の契約書を読む場合でも、まずは第一章~第4章の英単語を集中的に身につけることをお勧めします。これらの章に掲載されている英単語は、第五章~第九章までのどの種類の契約書にも頻出する英単語だからです。

2.同義語・類義語・反義語の英単語を近くに配置しています。

そのため、それらをまとめて覚えることができます。

バラバラに覚えようとするよりも、記憶に定着しやすいはずです。

3.単語の単純な意味を知っているだけでは業務を行う上では十分とはいえない50を超える単語について、重要事項として解説をしています(P162以降をご参照)。

例えば、liquidated damagesは「予定された損害賠償金額」ですが、これは具体的にどのようなものなのか?という点について、業務を行う上で最低限押さえておくべき事項を記載しております。

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英文契約・契約英語の社内研修をオンラインで提供しています。本郷塾の代表本郷貴裕です。 これまで、英文契約に関する参考書を6冊出版しております。 専門は海外建設契約・EPC契約です。 英文契約の社内研修をご希望の方は、お問合せからご連絡ください。
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