毎日30分と週末に数時間どっちが効果があるか?

社会人になると特に、自分で勉強をするのが難しくなります。
特に平日はそうです。
例え定時に退社できた日でも、帰宅後に勉強するのはかなりきついです。
そのため、平日は仕事だけに専念し、勉強は週末にまとめてやる、と決めている方も多いかと思います。
では、実際、平日にわずかな時間、例えば30分毎日勉強するのと、週末にまとめて数時間やるのとでは、効果が大きいのはどちらでしょう?
それは・・・
少ない時間でも、毎日やるほうです。
確かに、週末に数時間一気にまとめて勉強したほうが、気分的にはやった気持ちになります。
しかし、週末に数時間学んだ内容も、その後平日5日間全く復習しないと、記憶はどんどん薄れていきます。
そしてまた週末になったときは、「先週やったところ、すっかり忘れていた・・・」ということになります。
勉強しているときに何が一番自分の心をくじけさせるかというと、
「前にやったのにすっかり忘れている!」
と自分で感じてしまう瞬間でしょう。
「どうして自分はこんなに頭が悪いんだろう!?」
と思ってしまうと、勉強する気が一気に失せてしまいます。
このように感じることをできるだけ少なくする方法は、
「ひたすら復習し、忘れるリスクを取り除くこと」です。
毎日、仮に5分でも勉強するようにすると、記憶に定着しやすくなります。
特に、一度理解したことの確認は、ゼロから理解するために必要となる時間と比べて、圧倒的に少ない時間で済みます。
特に英語などはそうです。
一度覚えたものは、あとは繰り返すだけです。
通勤時間など、割とぼーっと過ごしている時間だけでも、それなりの時間になることがあります。
それに、慣れてしまうと、「いかにも勉強する環境(静かで、椅子に座ることができる場所)」にいる時よりも、騒々しいし、立ったままといった電車の中のような場所の方が、さっと復習するにはよいと私は感じます。
また、「どんなところでも、一瞬で集中できるような自分を作り上げる練習」にもなります。
きっとそれは、日々の仕事の場でも生きる力であるように思います。
今、何か新たに勉強しようと思われている方は、
復習は、さっと通勤時間で済ませてしまってはいかがでしょうか。
実践してみると、思ったよりも多くの内容を短い時間に確認できることに気がつくと思います。