何回繰り返せば、できるようになるのか?

   

★★★【お知らせ】★★★

以下のオンラインセミナーを開催します!

①12月12日(火)~14日(木)にEPC契約の基礎・実践・プロジェクトファイナンスに関するセミナーを開催いたします。各講座定員20名様限り

EPC契約を基礎から学びましょう!日本を代表するプラントエンジニアリング企業の法務部門や海外営業のみならず、技術部門の方々からも好評をいただいている講座です。

→セミナーの概要と受講方法はこち

②12月12日(火)13時からの半日研修:定員20名様限り

これから海外案件に携わる人のために英文契約の基礎についてのセミナーを開催いたします!英文契約の初学者の方、英文契約に不安や恐怖心を抱いている方々のための講座です。

→セミナーの概要と受講方法はこちら

※お申込みは12月11日(月)まで!

※上記の当日に参加できない方も、2週間以内のどこかご都合の良い日時をご指定いただければ、その日にご視聴いただけます。


 

スポーツや勉強に打ち込んだことがあるかたは、たぶん、次のようなことをトレーナーや先生に質問したことがあるのではないでしょうか?

 

何回この練習をすれば、できるようになるでしょうか?」

 

一日何時間勉強すれば、第一志望の学校に合格できるでしょうか?」

 

私も、このようなことを質問したことがあります。

 

そして、大抵の場合は、「だいたい100回くらい」とか、「1日最低3時間」といったような回答をもらいました。

 

そして、その回数や時間をこなすように取り組んでいました。

 

しかし、大人になるにつれて、昔私がした「何回やればできるようになるのか?」「何時間で合格できるか?」といった質問への答えは、次のようなものが正しいのではないかと思うようになりました。

 

もしかしたら、答えになっていないかもしれませんが、その答えとは・・・。

 

 

 

できるようになるまでやる」です。

 

 

 

いやいや、だから、できるようになるのは、何回繰り返した場合なのか、何時間取り組んだ場合なのかを質問しているんです、と思う方もいるでしょう。

 

しかし、人間は、その能力に大きな開きがあります。

 

記憶力が良い人もいれば、そうでない人もいます。

 

もともと、ある動きに対してセンスがある人もいれば、そうでない人もいます。

 

また、上記の様ないわゆる才能・能力に加えて、バックグラウンドにも大きな開きがあります。

 

例えば、英語に関しては、帰国子女なのか、留学に行ったことがあるのか、これまで一度も海外に行ったこともないのか、では、英語習得への時間は全く異なるでしょう。

 

そういった差があるにも関わらず、「一般的には何回繰り返せばできる」とか「何時間勉強すればできる」といったことは、あくまで一般論であって、自分に当てはまる保証はないわけです。

 

にもかかわらず、「だいたい何時間くらいやればできるはず」と言われると、もしもそれだけの時間を費やしてもできなかった場合、「自分にはできないのか・・・」と思ってしまいがちです。

 

もしかすると、あと少し繰り返せば、できるようになるかもしれなかったのに、その目安時間・目安回数をやってできなかった時点で、あきらめてしまうこともあるのではないでしょうか。

 

実際、私には、こんな経験があります。

 

英語のあるリスニング教材で、「1日30分の練習を3ヶ月繰り返せば上達する」といううたい文句のものがありました。

 

私はそれを信じ、1日30分を3ヶ月繰り返しました。

 

しかし、思ったほど成果が出ませんでした

 

しかし、その教材が採用している練習方法は、自分でも納得のいくものだったので、繰り返せば必ずできるようになると信じていました。そこで、うたい文句は無視して、1日1時間繰り返し練習することにしました。

 

すると、その後2週間もしないうちに効果を実感し始めたのです。

 

うたい文句は、1日30分を3ヶ月でしたが、私は、3カ月目以降1日60分を2週間足したことによって、上達しました

 

もしも、うたい文句だけを頼りにしていたら、3ヶ月で効果が出なかった時点であきらめていたと思います。

 

 

 

結局、本当に何かができるようになりたいと思ったなら、「できるようになるまで繰り返すしかない」のだと思います。

 

何回でできるか、何時間やればいいのか、それを気にする気持ちはわかります。

 

「それだけやればいいのか」と安心できます。

 

特に、そのとき提示された回数や時間が短いほど安心します。

 

それなら自分にもできそうだ、と感じます。

 

しかし、もしもその時間・回数でできなかった場合には、一気に自信を無くすことになります。

 

その意味で、一般的な目安時間・回数は、もろ刃の剣です。

 

目安はあくまで目安と割り切って、あとは、方法論として間違っていないと思ったならば、できるようになるまでひたすら繰り返す。

 

それだけで、仕事に関する大抵のことは、できるようになるのではないかと思います。

 - 20代・30代の仕事の仕方