オンラインセミナーの各講座の概要
【コースAの講座】
①『90分でわかる!契約書の作成・修正手順と押さえておくべき英米法と日本法の違い』(90分)
初学者の方が契約書を作成・修正する際に一番不安に感じるのは、「重要な事項に漏れがあったらどうしよう」ということではないでしょうか?
実際、契約検討の現場では、細かなポイントはカバーできたのに、本当に重要な事項について漏れてしまい、契約締結後に問題となることがあります。
そのような「重要な事項についてのチェック漏れ」が起こらないようにするためには、どうしたらいいのか?
この講座では、その点について、契約書の作成・修正手順と共に解説していきます。
単に参考書がポイントとして掲げる事項をチェックするだけにとどまらない、実践的なチェックの方法・考え方を解説します。
また、初めて英文契約に携わる人は、「英米法と日本法の違い」がよくわからない、という不安も持っていることでしょう。
英米法の参考書を読むのも1つの手ですが、そのような参考書に記載されていることのすべてが英文契約の実務を行うために必須の知識ではありません。学問としては確かに英米法と日本法には様々な差があるのでしょうが、契約チェックの実務で必要となる事項は限られていると私は考えています。
そこで、この講義では、英文契約書の初学者の方のために、契約実務を行う上でぜひとも押さえておくべき英米法と日本法の違いに絞って解説します。
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②『これから海外案件に携わる人のための英文契約の基礎』(3時間半)
契約書の条文は、概ね、その契約が扱う取引における実際の行為の時系列に沿って定められています。
よって、契約書を理解するためにまず重要となるのが、取引がどのような流れで進んでいくのかを理解することになります。
このセミナーでは、企業が最も頻繁に取り交わす売買契約の時系列に沿った流れと、その流れの中で登場し、英文契約書中で使われる英単語をセットで身につけられるというお得な講義です。
よって、これまで法律や契約について学んだことがないものの、名前の通り、「これから海外案件に関わるぞ!」という方(新入社員や部署異動された方)に最初に受けていただきたい講義です。
「契約書ってそういう作りになってるんだ~」とか「英文契約書特有でかつ頻出する表現」をしっかり学べます。
海外営業に配属された方、技術部門だけれど契約書を読む必要がある方など、法学部出身でもなく、英語も得意ではないという方にわかるように基礎から解説しています!
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➂『英文契約の修正スキルをアップさせる講座』(6時間)
英文契約書は、単に読めればよい、というものではありません。読んで理解したうえで、自社に不利な内容を修正する必要があります。もちろん、英語でです。
英文契約書を読めるようになったことと、実際に自信をもって修正できるようになることの間には、大きな壁があります。
それは、「どの表現をどのように使ったらよいのか自信を持てるレベルに到達するのが難しいから」です。これは、英文契約書に限らず、一般的な英文を書くときにも問題になることです。「読めるけど、自分では書けない」のです。
この講座では、1月に本郷塾から出版された『頻出25パターンで英文契約書の修正スキルが身につく』(中央経済社)をベースに、約6時間かけて、この頻出25パターンの重要表現の使い方をしっかりと解説していきます。
わずか25パターンと感じるかもしれませんが、これを身につければ、初級者の方が自信をもって修正できる・ドラフトできるケースが大幅に増えるはずです。
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④『秘密保持契約』(2時間半)
企業が相手方と取引を行う際には必ず結ばれる契約です。これを結ばないと協議を開始できません。そのため、単に読めるだけではなく、素早くチェックし、修正するスキルが求められます。
この講義では、各条文について、重要ポイントの解説をするのはもちろん、サンプル条文を全て頭から構造がわかるように訳していきます。
ちなみに、重要ポイントの解説動画と条文を詳しく読んでいく解説動画は分けて作られていますので、「英文を読むことには自信があるのでポイントだけ学びたい」という人は、時間の短縮のために条文を読み下していく動画はスキップいただけます。
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⑤『英文契約の一般条項』(2時間半)
どの英文契約にも定められている一般条項について、その目的・内容を解説しております。一般条項はいつも同じような英文で定められているので、一度理解すればその後はスラスラと読んでチェックできるようになります。
この講義も、秘密保持契約の講義と同様に、各条文について、重要ポイントの解説をするのはもちろん、サンプル条文を全て頭から構造がわかるように訳していきます。
ちなみに、重要ポイントの解説動画と条文を詳しく読んでいく解説動画は分けて作られていますので、「英文を読むことには自信があるのでポイントだけ学びたい」という人は、時間の短縮のために条文を読み下していく動画はスキップいただけます。
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【コースBの講座】
①『売買(請負)契約の責任関係~実践編~(製造物供給契約)』(8時間)
契約書に定められている条文には、全て、「定められる理由」があります。不要な条文など、基本的にはないのです。
1つ1つの条文について、「なぜ、これが必要なのか?」を理解できれば、相手方から送られてくる条文にそのあるべき条文がなければ追記することができるようになりますし、また、あるべき条文とは異なる内容が定められていれば、修正するべき点がわかるようになります。
この「なぜ、この条文が必要なのか?」「ポイントは何か?」は、日本語で学ぶべきです。いきなり英語の条文を読んでも、理解できません。
この講義は、「これから海外案件に携わる人のための英文契約の基礎」の実践編であり、主に責任関係(納期遅延、性能未達、保証責任、リスクの負担、第三者の損害、責任制限、そしてボンド)について解説していますが、各条文のポイントをしっかりと日本語で解説し、その後で英語の条文を読んでいくというスタイルで講義を進めていきますので、英文契約を独学で勉強するときに陥りがちなただ和訳していくだけのものではありません。
ちなみに、ここでいう売買(請負)契約とは、製品の設計・製造をして客先に引き渡す類の取引を想定しています。
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②『売買(請負)契約の支払関係~実践編~(製造物供給契約)』(3時間)
売買契約で売主が一番気にするべきは、「自社に何ら落ち度がないのに買主が対価の支払を拒んだ場合の手当てがなされているか?」という点です。これが適切に施されていないと、仕事はしっかりと行ったのに対価を得られないという事態に陥る可能性があります。もしもそのような事態になったら、売主としては大きな損失を被ります。この講座では、そのような事態に陥らないように、売主が買主から対価を得られなくなるのを防ぐための契約上の手当てについて詳しく解説しております。
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【コースCの講座】
①『2時間半でわかる!EPC契約の基礎』(2時間半)
EPC契約書の条文は、概ね、EPCにおいてとられる実際の行為の時系列に沿って定められています。
よって、EPC契約を理解するためにまず重要となるのが、契約締結から保証期間の満了まで、プロジェクトがどのような流れで進んでいくのかを理解することです。
また、EPC契約はかなりのボリュームをもつ契約ですので、読む際には、大きな視点を持たないと、読んでいるうちに迷子になります。
このセミナーでは、EPC契約の全体の流れを学べるのと同時に、①対価の支払関係、②責任関係、そして③クレーム関係という3つの視点に分けて重要ポイントを身につけることができます。
OJTに入る前の新人・若手の方がこの講義で扱う内容を身につけていれば、OJTで得られる知識が効率よく身につきます。
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②『失敗事例で学ぶ海外建設契約・EPC契約』(5時間)
多額の損失を請負者(コントラクター)が被った様々な事例について、その原因と対策を解説しております。
EPC契約の基礎を身につけた方には、実例を通して注意すべき点を学んでいただけるものです。
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公開日:
最終更新日:2023/09/19