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学生時代と社会人の一番の違い

      2017/03/04

 

「学生時代と社会人との一番の違いは何ですか?」

 

これは、就活中の学生の方からよくなされる質問の一つではないでしょうか。

 

「休みの多さ?」

 

確かに、学生の時のような1カ月を超える長期休暇は会社にはまずありません。特に海外旅行が好きな人は、お金の都合がつく限り、今のうちに行っておいた方がよいかもしれません。

 

「自分と合わない人とも接していかなければならない?」

 

これも確かにそうですね。社会人の最大の悩みの一つは人間関係といわれているくらいですから。これは本当に、経験するまでわかりません。

 

ちなみに、私がOB訪問で聞かれたときに必ず答えていたのは、次の通りです。

 

「毎日が本番という点です」

 

 

 

会社に入るまでは、練習と本番が明確に分かれていたような気がします。

 

そしてその本番というものは、年にそうそう何度もやってきてくれません。

 

ときには、準備期間が年単位に及ぶものもありました。その年失敗したら、また来年~、といった感じです。

 

しかし、社会人になると、毎日何かしらの本番がやってきます。

 

例えば今日、何かの会議があるとして、「その会議の練習のための会議」なんてないわけです。

 

なので、発言したいことがあるなら、その会議で発言しないと、その発言は何ら反映されずに仕事は進んでいってしまいます。

 

その発言をする機会は永久にやってこないかもしれません。

 

何かでプレゼンしないといけなくなったとします。

 

せっせと資料を作って、先輩に見せて、いざ本番という前に、「念のため練習したい」と思いますよね。

 

そこでプレゼンの練習を先輩に見てもらいたいと思ったとします。

 

しかし、先輩は「そんなの見てる時間ない」ということの方が多いでしょう。

 

そもそも、「自分も他の仕事もあるから、プレゼンの練習なんてしている時間がない」ということもしょっちゅうです。

 

つまり、大した練習もできず、いきなり本番に出ないといけなくなります。

 

ただ、こういうことは言えるかもしれません。

 

「今日のこの本番が、いつか将来の本番の練習の場になっている」

 

 

 

私が就活をしていた10年以上前は、就職説明会に行くと、採用担当の方が「会社が求める人材」としてほぼ必ずあげていたのが、「失敗をおそれずにチャレンジする人」というものでした。

 

私はこれを、「何か大きなプロジェクトに関わった場合のこと」を言っているのだろうと思っていました。

 

しかし、会社に入ってしばらくしてから、「これは、そんな特別な場面を指しているのではなく、日々の仕事の取り組み方を指していたのではないか?」と思うようになりました。

 

「プレゼンが苦手だから、得意になるまでプレゼンしたくない」

 

「人前で話をするのが得意ではないから、もう少し練習してから会議で発言するようにしよう」

 

「できるようになってからやろう」

 

こんなこと言っていたら、毎日が本番の社会では、結局何もできずにどんどん日々が過ぎていきます。

 

 

こういった話をすると、学生の方の中には、「いつも本番だなんて疲れそうですね」「毎日緊張してプレッシャー大きそうで、なんかつらそうですね」と言う方もいます。

 

確かに、そういう面はあります。

 

でも、「次の本番が1年後」とかいう時代を思い出すと、今の方がずっといいような気がします。

 

本番が滅多にこない世界では、一度本番で出来なかった場合、次のチャンスはずっと先です。

 

それまでずっと、それを「できない人」、「できなかった人」、ということで生きていかなければなりません。

 

 

「例え今日失敗しても、明日すぐにチャレンジできる。

 

今日、「できないやつだ」、と周りに思われても、明日には名誉挽回する機会があっさり訪れる。

 

こっちの方が、ずっと気が楽でしょ?社会人は、毎日が本番かつ練習で、そこがいいところなんだよ」

 

と、会社に入って2年目くらいに、何かと会社で尻込みしていた自分が会社の先輩に言われて、思いっきり励まされたことがあったな~と、今日、ふと思い出しました。

 

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