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英文契約の条文を「義務」を中心にして書く練習

      2017/06/29

英文契約のドラフトの練習 第4回です。

 

今回は、前回ご紹介した、「義務を中心にして書く」の練習をしたいと思います。

 

以下の「権利を中心にしている条文」を読んで、義務を中心とした条文にするとどうなるのか考えてみてください。

 

答えは、下の方に記載しています。

  1. The Contractor is entitled to be returned the Advance Payment Bond immediately after its expiry.

訳:コントラクターは、前払金返還保証状の満了後直ちにその返還を受ける権利がある。

 

 

 

  1. The Contractor is entitled to be paid the Contract Price by the Owner in accordance with the payment schedule provided in the Appendix 3.2 hereof.

訳:コントラクターは、本契約の添付資料3.2に定められている支払条件に従って、オーナーから契約金額の支払いを受ける権利がある。

 

 

 

  1. The Owner is entitled to be reimbursed by the Contractor all reasonable expenses incurred by the Owner in connection with the Owner’s assistance.

訳:オーナーは、コントラクターから、オーナーによる支援に関してオーナーに生じたすべての合理的な費用の返還を受ける権利がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

答え

 

  1. The Contractor is entitled to be returned the Advance Payment Bond immediately after its expiry.

→The Owner shall return the Advance Payment Bond to the Contractor immediately after its expiry.

 

 

 

 

  1. The Contractor is entitled to be paid the Contract Price by the Owner in accordance with the payment schedule provided in the Appendix 3.2 hereof.

→The Owner shall pay the Contract Price to the Contractor in accordance with the payment schedule provided in the Appendix 3.2 hereof.

 

 

 

 

  1. The Owner is entitled to be reimbursed by the Contractor all reasonable expenses incurred by the Owner in connection with the Owner’s assistance.

→The Contractor shall reimburse the Owner all reasonable expenses incurred by the Owner in connection with the Owner’s assistance.

 

 

いかがでしょうか?

 

ただ、上記は、あくまで、自分でドラフトする場合に、なるべく義務を中心にして条文を作成できるようになるための意識をもっていただく練習です。

 

権利を中心にして書くと法的拘束力がない、とか、裁判で負ける、というものではありません。

 

よって、取引先から送付されてきた英文契約書中に、仮に権利を中心にした条文があったとしても、それを片っ端から義務を中心としたものに修正する必要まではないと思います。

 

英文契約の条文を書く際に知っておくと役立つ12個のルール

英文契約における「よい条文」とは何か?

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英文契約の条文を「義務」を中心にして書く練習

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英文契約において受動態で書かれている条文を能動態にする練習

主語、(助動詞)、動詞、目的語はできるだけ一塊にしましょう!

できる限り、名詞よりも動詞で表現しようとする!

名詞ではなく、動詞で表現する練習

there is構文およびit is… for …to do構文はなるべく使わないようにしましょう!

ofを削除できないか検討しよう!

不要なofの削除の練習

here-を使って条文をすっきりさせる!

「~に従って」「~に定められている」という表現を覚えよう!

「~に従って」「~に定められている」という表現を使う練習

原則を示す表現と例外を示す表現を覚えよう!

原則を表す表現と例外を表す表現について練習しよう!

英文契約における条文の基本類型を覚えよう!

英文契約の条文の基本類型を練習しよう!

 

 

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