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英文契約における「よい条文」とは何か?

      2017/06/29

英文契約のドラフトの練習 第2回です。

 

今回から、前回ご紹介した英文契約を書く際の12個のルールについて、一つ一つ解説していきたいと思います。

 

ぜひ、12個のルールは、空でいえるほどになっていただきたいと思います。そうすれば、英文契約の条文を書く際に、「あ、これはあのルールを適用するべき場面だな」ということを簡単に思い出すことができるようになります。

 

では、さっそく始めたいと思います。

 

 

「よい文章」とは?

 

まず、「よい文章」とは、具体的にはどのようなものを指すか、わかりますでしょうか?

 

私は、「わかりやすい文章」、「誰が読んでも内容を勘違いしない文章」、「一読して了解できる文章」だと思います。

 

「わかりにくい文章」、「Aという意味にも読み取れるし、Bという意味にも読み取れる文章」、あるいは、「一度読んだだけでは意味がよく分からず、何度も繰り返し読んでようやく意味が分かる文章」、このような文章は、決してよい文章とは言えませんよね。

 

なぜ、いきなり、「よい文章とは何か?」などということを考えたのかといいますと、契約書も、文章であることに変わりはないからです。

 

「契約書の条文は難しい」というイメージがあります。そのためか、書かれている一つ一つの条文も、「難しく書かれていても当然なんだ」とつい思ってしまわないでしょうか。

 

確かに、契約書の条文は、理解するのが難しいものがあります。しかしそれは、「文章として」難しいというよりも、「書かれている内容」が、法律や当事者間の権利義務関係という、普段なじみがない事柄を対象としていることによるのです。つまり、契約書だからといって、そこに書かれている条文が、通常の文章にあてはまる、「よい文章の原則」を逸脱してもよい、ということにはなりません。あくまで契約書も文章である以上、読み手にとって、わかりやすい、意味を勘違いしない、一読了解の文章であるほうが好ましいはずです。

 

 

大前提

 

そこで、まず、大前提として、以下を念頭に置いていただければと思います。

 

同じことを意味するなら、できるだけ短く、かつ端的に表現できる文章を心がける

 

いかがでしょう。

 

同じことを意味するなら、文章の長さは短いほうが読みやすく、理解しやすいはずですよね。そして、婉曲な言い方、遠回しな言い方よりも、ダイレクトに、つまり端的に言い表す文章の方が、わかりやすいですよね。

 

ちなみに、英語の世界では、「18単語の規則」というのがあるそうです。これは、一文で使う英単語の数を、平均で18単語にするべき、というルールだそうです(参考文献:「Legal Writing in Plain English by Bryan A. Garner」)。

 

今回のご説明した大前提は、残りのルールに対する総論的なルールです。この大前提を具体化したものが、残りのルールである、とも言えます。できるだけ短く、端的な条文となるようにするための具体的なルールが残りのルールです。

 

次回からは、その具体的なルールについて、練習問題も交えながら、ご紹介したいと思います。

 

英文契約の条文を書く際に知っておくと役立つ12個のルール

英文契約における「よい条文」とは何か?

英文契約の条文はできる限り「権利」ではなくて「義務」を中心にして書く!

英文契約の条文を「義務」を中心にして書く練習

英文契約書の不要なshallを削除しましょう!

英文契約書の中の不要なshallを削除する練習

英文契約の条文は、できるだけ能動態で書こう!

英文契約において受動態で書かれている条文を能動態にする練習

主語、(助動詞)、動詞、目的語はできるだけ一塊にしましょう!

できる限り、名詞よりも動詞で表現しようとする!

名詞ではなく、動詞で表現する練習

there is構文およびit is… for …to do構文はなるべく使わないようにしましょう!

ofを削除できないか検討しよう!

不要なofの削除の練習

here-を使って条文をすっきりさせる!

「~に従って」「~に定められている」という表現を覚えよう!

「~に従って」「~に定められている」という表現を使う練習

原則を示す表現と例外を示す表現を覚えよう!

原則を表す表現と例外を表す表現について練習しよう!

英文契約における条文の基本類型を覚えよう!

英文契約の条文の基本類型を練習しよう!

 

 - 英文契約のドラフトの練習