私のEPC契約の勉強方法② 全体の流れを理解し、常に全体の中のどこの話か?を意識する

      2017/06/11

EPC契約の勉強をする際に意識するべきこと

 

EPC契約の勉強をする際にぜひ意識していただきたい点があります。

 

それは、プラント建設の全体の流れを理解しようとすることです。

 

どんなものも、ある部分を局所的に学ぶよりも、大局的に全体から理解したほうが分かりやすいです。

 

仕事でも、自分の狭い範囲の仕事しか見ることができない人よりも、全体を見て考えることができる人の方が評価されますよね。全体を把握するのは常にどこの世界でも大切なことと言えます。

 

EPC契約では、契約を締結し、ある種の条件が満たされたら契約が発行し、履行保証ボンドをコントラクターがオーナーの提出し、前払金の支払いと引き換えに前払金返還保証ボンドをオーナーに差し入れ、設計を開始し、設計図書についてオーナーの承認を得たら機器を製造し、そしてサイトで建設をはじめ、その後試験をして検収、そして保証期間が開始される・・・。

 

このような全体の流れを時系列で掴んだうえで、「今読んでいる条文はこの流れの中のどこの話なのか?」「それは前後の流れとどのような関係を持つのか?」という点を意識して勉強します。

 

この点、EPC契約は条文の数が多いので、つい、各条文をぶつ切りに読んで理解してしまいがちです。

 

しかし、各条文は他の関連する条文とのつながりの中で理解して初めて本当に理解したことになります。このようにして初めて使える知識になるのです。

 

例えば、納期遅延についての条文を読む際は、コントラクターの原因で遅延が生じた場合の扱いと、それ以外の原因で遅延が生じた場合の扱いをまとめて勉強した方が使える知識になります。さらに、コントラクターの原因以外で遅延が生じた場合、コントラクターはいかなる手続きをとる必要があり、どのようにして納期を延長してもらえるのか、さらには、そもそも納期の起算はどう定められているのか、といったところも一緒に理解していくようにすると、より体系的に納期に関して理解できるようになります。

 

EPC契約の時系列の流れは、「EPC契約のポイント」の「EPC契約の流れ」の中で解説しているので、そちらを読んで勉強してみてください。

EPC契約のポイント EPC契約の流れ まずは全体像をつかむ!

私のEPC契約の勉強方法① 複数のEPC契約を比較しながら読む

 

 

 - EPC契約のポイント