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海外出張1日前に気づいた英文契約の条文の「型」~自分で英語で条文を作り出せるようになる!~

   

私が初めて法務として一人で海外での契約交渉に臨むことになったときのことは、今でも忘れません。

 

その当時の私は、英文契約書を読むことはできていました。

 

そして、自分の考えを英語で表現することは、なんとかできるようになっていました。

 

しかし英語のリスニング能力と、その場で英語の条文を書くライティングスキルは著しく足りていませんでした。

 

契約交渉は、その場で条文を確定させていく場です。

 

相手が提示してきた案がプロジェクターで映し出され、それを見ながら協議し、ときには、こちらから修正案を提示することになります。

 

まさに、その場で、英語で条文を書いていくことが求められるわけです。

 

その能力に著しく劣っていた私は、かなり強い不安を感じていました。正直、出張に行きたくなかったです。逃げたかったです。「もう少しできるようになってからにしたい」、そう思っていました。

 

しかし、仕事ですから当然それはできません。できるのは、出張までの数日間を使って英文ライティング能力を向上させる練習をことしかありません。

 

そこで私がしたことは、「英文をひたすら書き取ること」でした。

 

これはものすごく地味です。英文契約の参考書を用い、1条から順番に紙に書き写していくのです。ほとんど写経です。

 

これを始めたときは、「こんなこと今更やったって、どーせ付け焼刃だろ」と半分以上思っていました。しかし、これ以外で何をすればライティングスキルがアップするのか当時の私にはわかりませんでした。だから、ひたすらこれを会社から帰った後、自宅で行いました。それしかなかったのです。

 

しかし、そんな半ばあきらめ半分で写経を続けていたところ、出張前日に、あることに気が付きました。

 

あれ?この表現、これまで何回も出てきたな。

 

こう度々感じるようになったのです。

 

そして、これまで書き出した英文を再度最初から読み返してみました。

 

「あれ?もしかしてこの表現とこの表現って、同じ意味なんじゃ・・・」

 

私は、英文の条文の中で、異なる表現で書かれているが、意味が同じようなものをグルーピングしていきました。

 

すると、それはおよそ10個程度のグループになりました。

 

そしてその10個ほどのグループは、英文契約中の多くの条文に含まれているものであることに気が付きました(10個のグループが1つの英文に全て盛り込まれているという意味ではありません。10個のグループの少なくとも1つ以上が含まれていることが多いと感じたのです)。

 

そして、それらを1つの表にまとめてみました。それが、今回出版した『はじめてでも読みこなせる英文契約書』の第2章に記載している英文の基本的な「型」です。

 

その型に気が付くと、自分で英文を作り出すのが以前よりもずっと楽に感じられました。というのも、英文を作成する際に、この型を頭に入れておき、そしてその10個程度にグルーピングした1つ1つのグループ内のどの単語を使うかを決めておけば、書く際にどの単語を使うべきかを悩むことがはるかに少なくなったからです。

 

そして、その型以外で頻出する英単語を覚えることに集中すれば、大分、英文を自力で作り出せるようになると感じました。

 

「これなら、交渉の際にも、自分でその場で英文を作り出せるかもしれない!」

 

私はその日中にその「型」を頭に詰め込み、そして出張当日は移動の飛行機の中で、交渉する契約書中の重要そうな単語をひたすら覚えまくりました。

 

そして迎えた契約交渉。初めて法務として一人で参加したものだったので緊張はしましたが、事業部門の方々の助けもあり、無事に契約交渉をやり遂げることができました。いくつかの事項については日本に持ち帰ることになりましたが、大筋で合意でき、あとはメールベースで合意可能なレベルにまで到達しました。まさに、自分の中で「型」を理解できたことが大きかったです。

 

その型は、本書の52ページにまとめて記載しております。そして約10個程度のグループについて1つ1つ解説しています。それらが記載されている第2章は全部で20ページほどです。これこそまさに、書店さんで立ち読みするだけでも確認できてしまうかもしれません。

 

基本的な法律・契約知識が記載されている第1章と合わせてもわずか70ページ程度です。

 

ぜひ、今週末に書店さんに立ち寄られた際には、『はじめてでも読みこなせる英文契約書』を手に取って開いてみてください。読者の方にとって、あのときの出張直前の私が感じたような気づきが1つでもあれば幸いです。

 

平積みされている書店さんではこんな感じです。

丸の内丸善3階新刊コーナー

 

棚に刺さっている場合には、こんな感じです(真ん中の段にある、下の方に帯のような赤色が入っている本です。)。

恵比寿 有隣堂

 

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