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小池都知事率いる希望の党は、なぜ負けたのか?~原因を特定することの難しさとその対策について~

   

2017年10月22日、自民党は衆議院選挙で圧勝しました。

 

9月に入り、この選挙の解散の可能性が取りざたされ、小池百合子都知事が希望の党の立ち上げを宣言したとき、多くのメディアは希望の党が選挙の台風の目となるだろうと報じていました。

 

テレビのコメンテーターも、昨年の都知事選および都議会議員選挙における状況からみて、自民党がかなり議席数を減らすことになる(100議席ほど減らすかも?)のではないか、とコメントしていたように思います。

 

しかし、私は、「結果をみてから言うな」と思われるかもしれませんが、安倍首相が解散を考えていることがテレビで報道された時点で、「自民党の圧勝」だと思いました。

 

それは、小池都知事が希望の党を立ち上げた時点でも変わりませんでした。そして、希望の党を立ち上げて「政権選択選挙にする」と小池都知事が発言したときは、「今回は小池都知事の勘も鈍ったのかな」と思いました。

 

メディアでは、今回の選挙で希望の党が惨敗した原因に、小池都知事が発言した「排除」という言葉が原因だったと分析しているものが多いように思います。しかし、私は、あの言葉がさほどの重みをもっているとは感じていません。むしろ、「民進党が希望の党に全員受け入れられてはいけない」とすら思っていたので、小池都知事の排除発言は当然だとすら感じました。それを殊更に強調するメディアに対して疑問も感じました。

 

私は、今回の選挙で希望の党が惨敗した理由を、次のように考えています。

 

小池都知事一人でどうにかできるほど国政は簡単ではないから

 

そして、昨年の都知事選で小池都知事が圧勝した理由は、「(首相ではなく)東京都知事なら、小池さんでよいのではないかと思えたから

 

さらに、今年の都議会議員選挙で都民ファーストが圧勝し、自民党が惨敗したのは、「自民党の都議会議員がひどすぎたから」と「都議会だけなら、都民ファーストでもよいか」と多くの人には思えたから、だと考えています。

 

私は、かつて民主党が政権交代したときのことを覚えています。

 

そのときに私が思ったのは、「やっぱり自民党は人材が豊富だったんだな」ということです。

 

国政は、首相1人が立派だからといってうまく回るものではないように思います。多くの大臣からなる内閣が適切なメンバーで構成されていないと、見ていてとても不安です。

 

外務大臣、財務大臣、経済産業大臣、防衛大臣・・・これらの人々がその役職にふさわしい人でないと、私は「大丈夫かな?」と思ってしまいます。

 

小池都知事率いる希望の党が、選挙前の自民党と同等の大臣をそろえられるとはとても思えませんでした。

 

もしも希望の党が政権を取ったら、「これから勉強します」とか発言するような大臣が選ばれたらどうしよう、と思ってしまいました。

 

もしも希望の党が自民党に勝ったら、「小池代表の意向を確認します」といつも答える大臣だらけになったら、外国からなめられるのだろうな、と思いました。

 

一方、今年の都議会議員選挙は、結局は東京都だけの話です。

 

それに、自民党の都議会は、あまりにひどすぎました。小池都知事が握手を求めても、嫌味な感じで断り、それがテレビで何度も報道されました。あのような態度をとったら、見ている人がどう感じるかもわからないような人達なのだな、と思いました。

 

これなら、政治に素人が多い都民ファーストでもいいか、と思いました。

 

以上のことを、多くの国民も感じたのではないか?というのが、私が考える、「都議会選挙で都民ファーストが圧勝したのに、衆議院選挙では自民党が圧勝した理由」です。

 

なので、繰り返しになりますが、私は、小池都知事が「排除」発言をしたから負けたとは全く思っていません。

 

では、実際は、何が原因で今回の衆議院選挙のような結果になったのでしょうか?

 

それは、永遠にわかりません。

 

というのも、本当にこれを探ろうとしたら、投票した人全員に詳しくその理由を確認して回らなければならないからです。そんなことは無理でしょう。

 

つまり、今回の選挙結果の真の原因は、誰にも分らないのです。

 

この結果、次のようなことが起きます。

 

今後また小池都知事が次の衆議院選挙、または参議院選挙で希望の党で戦おうとしたときに、今回の自分の敗因を、「排除」発言にあると考えた場合には、とにかく謙虚に対応すれば、勝てると考えてしまうかもしれません。

 

しかし、実際には私の仮説が真実だとしたら、小池都知事がどんなに謙虚に真摯に選挙戦を戦っても、次も、その次も自民党には勝てないのです。

 

民主党が政権交代を成し遂げる前の衆議院選挙では、民主党が、「政権交代がなった場合の閣僚候補たち」を紹介していました。あれを見たときは、「政権交代が起きる前に閣僚候補を紹介するなんて、気の早い話だな」と一瞬感じましたが、その顔ぶれを見たときに、「政権交代してもうまく運営できるのかも」と感じました。数年後、民主党は政権を奪いました。

 

もしも私の仮説が正しい場合、希望の党も、地道に適切な人材を集め、自民党の閣僚たちに引けを足らないような人材を閣僚候補として紹介できるほどになれば、もしかすると次は政権奪取できるかもしれません。というより、それができないうちは、まず無理だと私は考えています。

 

この記事で私が伝えたいのは何でしょう?

 

私は、先日の衆議院選挙の原因分析をしたいのではありません。

 

私の仮説が正解だろうがそうでなかろうが、どっちでもよいです。

 

私がお伝えたいのは、「原因の特定を誤ると、対策を適切に立てられない」ということです。

 

結果として、繰り返し負け続けます。失敗し続けるのです。

 

それでも、いつかは勝てるかもしれません。しかし、それは偶然に身をゆだねるのと同じです。つまり、勝てるまでに相当な時間がかかるということです。

 

それだけ、負けたとき、失敗したときの原因の特定は重要なのです。

 

特に、選挙のように、数年に一度しかないものでは、原因の特定を誤ると、一生勝てずに終わる可能性も低くありません。

 

年に一回の資格試験もそうです。

 

選挙程ではありませんが、一年に一回しかないので、原因の特定を誤ると、次の機会は1年後になります。

 

この点、私たちの仕事ではどうでしょうか?

 

仕事は、毎日が本番です。

 

今日失敗しても、明日またチャンスがあることも多いです。

 

会議でうまく発言できなかった。

 

交渉でうまく説明できなかなかった。

 

プレゼンがうまくいかなかった。

 

でも、すぐに次の本番がやってきます。

 

つまり、トライアンドエラーがしやすいのです。

 

あきらめずにトライアンドエラーを繰り返せば、比較的早く成功にたどり着けます。本番の回数が多いので、原因の特定も早くできるからです。

 

ただ、これも、「日々本番である!」と考えて常にトライアンドエラーを繰り返せる人にだけ当てはまることです。

 

これを意識せず、本番から逃げていると、トライアンドエラーの回数が少なく、その結果、失敗の原因をなかなか特定できず、成功にたどり着く確率も減ります。

 

最初は誰もが失敗します。その時はショックを受けますが、繰り返し挑戦することで、思ったよりも早く失敗の原因に気が付き、成功を手にできます。

 

矢沢永吉もこう言っています。

 

一度目は、散々な目にあう。二度目は、落とし前を付ける。三度目は・・・余裕!」と。

 

3度目の選挙は、8年後かもしれません。

 

3度目の資格試験は、2年後かもしれません。

 

でも、仕事での3度目は、数日後です。

 

トライアンドエラーを短期間で繰り返し、短期間で成功を手に入れましょう!

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