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英文契約の参考書の紹介②~英文契約書の基本表現~

      2017/06/18

今回ご紹介するのは、「英文契約書の基本表現」です。

 

これは、日本加除出版から出版されており、著者は牧野和夫氏です。

 

前回ご紹介した「英文ビジネス契約書大辞典」の著者である山本孝夫氏と同様に、牧野氏も長年企業法務で多数の海外案件に携わられていたようです。

 

 

特徴

 

この本の特徴は、英文契約で頻繁に使われる基本的な表現毎に詳しい解説がなされており、かつ、その基本的な表現が実際に英文契約の中でどのような使われ方がされているのかという例文が掲載されているところです。

 

もちろん、その例文の日本語訳もついています。

 

英単語は、単語だけを覚えようとしてもなかなか覚えることができません。例文を読んで初めて、「なるほど!そういう使われかたをするのか!」と理解しながらの方が、圧倒的に覚えやすいでしょう。それができるような作りになっています。

 

さらに、単にやみくもに英単語が意味もなく列挙されているわけではありません。

 

例えば、「契約締結に関する表現」、「条件に関する表現」、「義務に関する表現」・・・といったように、ある特定のジャンルの表現をまとめてくれています。

 

つまり、関係性が強い表現同士をまとめて理解することができます。これも記憶しやすくさせてくれます。

 

そして、網羅性の観点でも優れていると思います。この本に掲載されている表現(800個だそうです)を覚えてしまえば、基本的な表現をほぼカバーしたことになります。そのため、英文契約を読むスピードは格段に上がると思います。

 

 

お勧めの使い方

 

もちろん、この参考書を使って片っ端から英単語を覚えていくという勉強方法でよいと思います。

 

もう一つ、私がお勧めしたいのは、この参考書を、企業法務に配属されたばかりの人の教育に用いるということです。

 

具体的には、以下のような方法です。

 

  • 1日に30分~60分程度、後輩に英文を読んで訳してもらう。

 

  • わからない点は、先輩社員が都度教えてあげる。

 

  • それを一ケ月から二ヶ月、月から金まで毎日行う。

 

これだけです。

 

もちろん、後輩の方の英語・契約に関する知識のレベルによって、1日に進むことができるページ数は異なるでしょう。ただ、1日に4ページしかできなくても、40日程度で一回回せます。もしも1日に8ページ進めたなら、20日程度で一回回すことができます。

 

この参考書の良いところは、一度出てきた表現が、例文として繰り返し他の例文で登場することです。

 

そのため、一回全ページを回しただけでも、かなり記憶に定着し、読めるようになると思います。

 

実際、私は後輩にこの参考書を使って毎日60分、一日8ページ程度進めて、わずか1カ月で一回回しました。すると、その後輩は、英文契約を読み始めたころとは見違えるほど早く英文契約を読むことができるようになりました。

 

わずか数ヶ月で、後輩や新人君が英文契約の基本的な表現を覚えてくれたら、その後輩・新人君に英文契約のチェックの仕事を任せることができるようになりますよね?そうすれば、あなたの仕事はきっとずっと減ります。より重要な仕事に時間を割くことができるようになります。きっと、帰宅時間も早くなるでしょう。組織としてもレベルが上がるはずです。

 

というわけで、自分自身の勉強のためにも使えますが、後輩・新人の教育のためのテキストとして使うこともススメします。

 

英文契約の参考書の紹介①~英文ビジネス契約書大辞典~

英文契約の参考書の紹介②~英文契約書の基本表現~

英文契約の参考書の紹介③~体系アメリカ契約法~

英文契約の参考書紹介④~交渉方法の参考書~

仕事に役立つ本の紹介①~勝つべくして勝つ方法~

 - 英文契約書の参考書の紹介