Q:オーナーの義務にはどのようなものがあるか?

   

回答

以下のような義務がEPC契約に定められていることが多い

  • 対価の支払いに関する義務
  • サイトへのアクセス権を確保する義務
  • 必要な許認可を取得する義務
  • 試験に必要な物資を準備・提供する義務
  • コントラクターが仕事を行う上で必要となる情報を提供する義務

 

解説

オーナーの義務は、EPC契約に明記されている。

 

オーナーの義務として明記されていない事項は、オーナーの義務にはならない、というくらいの認識を持つべきである。

 

「オーナーの義務とは明記されていないけれど、こういうものは当然オーナーの義務だよね」という思い込みは危険である。

 

というのも、「オーナーの義務と明記されていない事項でプラントを完成させるために必要な仕事は全てコントラクターの義務」とEPC契約にさらっと定められていることが多いからだ。

 

この場合、「オーナーの義務」として明記されていない事項はみなことごとくコントラクターの義務とされかねない。

 

オーナーにしてもらいたい事項は、全て、EPC契約にその内容と時期・期限を明記するようにしよう。

 

また、オーナーが、オーナーの義務を期限までに履行しなかった場合には、支払いの遅延であれば遅延利息を請求し、それ以外であれば、納期延長・追加費用の請求ができること(場合によっては、コントラクターによる仕事の中断権)EPC契約に定められているかをチェックし、漏れていればこの点も明記するべき。

 

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