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英文契約の英単語を覚える積極的練習方法

      2017/05/23

「英文契約に出てくる英単語を覚えるのは難しい」

 

このように感じている人は多いと思います。

 

また、英文契約に携わる仕事に関わっている人であっても、

 

「読むことはできるけど、英文の条文を書いたり修正したりすることは全然できないし、これからもできるようになる気がしない」

 

こんな風に感じている人もいるかもしれません。

 

今回は、そんな英文契約の単語を覚えて書けるようになるための勉強方法をご紹介したいと思います。

 

 

方法

 

まず、英文契約に関する参考書、ひな型、過去に自社が締結した契約のどれでもよいので、とにかく、一つの種類の契約について英語の契約を3~5つ用意します。

 

ここでは、売買契約を例にご説明します。つまり、売買契約の英語の契約を3~5つ用意します。

 

そして、A3の白い紙を1枚用意します。

 

そのA3の紙を横にしてあなたの正面に置いてください。

 

そして、下のように、横軸を引きます。この横軸は、時間軸です。

この横軸に、次のように、売買契約の時間的な流れの中で登場する主なイベントを書き込んでください。

 

  • 契約締結
  • 仕事開始
  • 前払金の支払い
  • 義務の履行
  • 引渡し
  • 検収
  • 所有権の移転
  • 危険の移転
  • 保証期間

次に、上記の他に、次のような項目を以下のように入れていきます。

  • 瑕疵
  • 修理
  • 交換
  • 損害賠償

 

  • 契約違反
  • 責任上限
  • 逸失利益
  • 解除

上記は、ご存知の通り、売買契約における主要条項で登場するキーワードのようなものです。

 

そして、上記について、最初に用意していただいた英文の売買契約では具体的にどのような単語が使われているのかを見ていきます

 

そして、例えば、「契約締結」という意味の単語を発見したら、それをA3の紙に書いた「契約締結」という日本語の横に書いていきます。

 

このような作業を、先にA3の紙に書いたキーワード全てについて行っていきます。

すると、以下のようになります。

すると、あることに気が付くと思います。

 

それは、「契約書によって、同じ意味でも異なる英単語で書かれているものがある」ということです。

 

また、次のことにも気が付くでしょう。

 

そうは言っても、そのような単語の数は決して多くない

 

つまり、「使われている英単語は、だいたい決まっている。思ったよりも多くない」と思えることでしょう。

 

このような作業を、一つの種類の契約書(売買、秘密保持、技術ライセンス等)につき3~5つの契約書で行っていけば、その種の契約書で使われる主な英単語は網羅できるでしょう。

 

そして、その後その種の英文契約書を読みやすくなるだけでなく、実際に修正する、またはドラフトする際には、キーワードが頭に思い浮かびやすくなります

 

しかも、その際には、「同じ意味で使われる複数の英単語が頭に浮かぶ」ようになります。

 

例えば、「義務の履行」であれば、「perform」だけでなく、「execute」、「conduct」、「carry out」といった表現がある、ということが分かり、その上で、どの英単語を使っても特段法的には違いがないので、あとは自分の好みでどれを使うか決めよう、といった判断が付くようになります。

 

すると、これまでよりも、自信をもって契約書を英語で修正したり、ドラフトしたりすることができるようになると思います。

 

上記は、EPC契約のようなボリュームのある契約であっても当てはまります。

 

最初のうちは、契約書によって同じことを表すために数多くの異なる英単語が使われていると感じるかもしれません。

 

しかし、上記の様な作業を行うと、使われている単語全体を把握することができるようになり、ある意味、ゴールが見えてくるような気になります

 

※上記はあくまで例であり、もっと細かくイベントを列挙し、それについて35つの契約書にはどのような英単語が使われているかを見ていくのは全く構いません。細かくやればやるほど力が付くと思います。

 

※契約書は、自社の会社のひな型や、自社が過去に締結した契約書の中でもしっかりした内容の物(薄い契約書よりも、厚いもの)の方が、適切な英語が使われている可能性は高いと思います(中には、「普通、そんな単語使わないだろう」と思えるような契約書もあるので、そういうのはできれば避けたいですが、どれがおかしくてどれが普通か判断つかない勉強したての方は、英文契約書の参考書を複数使って勉強されるのが安全だと思います)。

 

全体を把握する

 

英文契約は、技術の世界と異なり、終わりがないものではありません。

 

何十年も前からほぼ内容に変化はなく、実質的に同じフォームが使われています。

 

つまり、「終わり」も「範囲」もあるものなのです。

 

ただ、全体が分からないから、「終わりがない」「覚えなければならない英単語は無限にある」と思ってしまいがちです。

 

しかし、決してそうではありません。

 

まず、全体を把握することに努めてみてください。

 

全体が見えれば、「覚えなければならない単語の数は決して少なくはないものの、結局、これらを覚えれば終わりか」と思えるようになり、気が楽になると同時に、特定の契約書に限れば、制覇できそうな勇気が出てきます。

 

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