EPC契約に関するQ&A

      2017/05/23

noukienntyou EPC契約については、このブログの「EPC契約のポイント」に50記事以上に渡って解説しておりますが、このコーナーでは、EPC契約に関わり始めたばかりの海外営業部門・法務部門の方が疑問に思いそうな事項について、Q&A形式で解説していきます。

まずは、クレーム関係について答えを作成していきます。

なお、Q&Aは、質問も回答もできる限り短く、簡潔なものになるように心がけています。

 

今後、以下のような事項に関する回答をブログに随時掲載していきますので、ご参考にしていただければ幸いです(Q&Aは今後増えていき。最終的には100個程度のQ&Aにする予定です)。

1. LOIについて

(1)   EPC案件において使われることがあるLOIとは、いかなるものか?

(2)   オーナーからLOIを発行されたコントラクターが作業を開始したものの、その後EPC契約が締結されなかった場合、コントラクターはLOIに基づいて行った仕事の対価をオーナーに対して請求することはできるか?

(3)   LOIに基づいてEPC契約締結前に仕事を開始する場合、コントラクターは何に気を付けるべきか?

2. スコープについて

(1)   契約書に「コントラクターのスコープ」と明記されていない事項は、コントラクターのスコープではないと言い切れるか?

3. ボンドについて

(1)   ボンドとは何か?

(2)   EPC契約でよく使われるボンドには何があるか?

(3)   入札保証ボンドとは、何を保証するものか?

(4)   前払金返還保証ボンドとは、何を保証するものか?

(5)   履行保証ボンドとは、何を保証するものか?

(6)   瑕疵担保保証ボンドとは、何を保証するものか?

(7)   リテンションボンドとは、何を保証するものか?

(8)   各ボンドの差入れ時期はいつか?

(9)   各ボンドの返還時期はいつか?

(10)          オーナーがボンドに基づき、ボンド発行銀行に対して支払いを要求した場合、銀行は、オーナーがボンドを行使する正当な理由がないとして支払いを拒むことはできるか?

(11)          ボンドのon demand性を緩和するための方法としていかなるものがあるか?

4. 試験・検収について

(1)   試験にはどのようなものがあるか?

(2)   マイナー事項とは何か?

(3)   オーナーの責めに帰すべき事由で試験が契約に定められた時期に行われない場合、一般的にどのような処理がなされるか?

(4)   検収の一般的な条件は何か?

(5)   検収の一般的な効果は何か?

(6)   コントラクターとしては、検収は早い方がよいか、遅い方がよいか?

(7)   オーナーが検収証明書を契約に定められた期間内にコントラクターに発行しない場合、通常どのような扱いになるか?

5. コントラクターの責任について

(1)   コントラクターの責任一般

①    コントラクターの責任には、どのようなものがあるか

②    コントラクターの責任の中で、コントラクターの故意・過失がない場合でも責任を負う場合にはいかなるものがあるか

(2)   納期遅延

①    納期に遅延した場合、コントラクターは納期遅延LDをオーナーに支払わなければならないと定められていることが多いが、このLDとは何か?

②    LDの金額よりも、実際にオーナーが被った損害の方が大きい場合、オーナーはLDの金額に加えて、実際に生じた損害額を埋め合わせるだけの金額の支払いをコントラクターに求めることができるか?

③    LDが無効となり得るのはどのような場合か?

(3)   性能未達

①    最低性能保証が契約に定められている場合、最低性能保証と性能LDの関係はどのようなものであることが一般的か?

(4)   瑕疵担保責任

①    瑕疵担保期間の起算点は通常どの時点か?

②    瑕疵担保期間中に瑕疵が発見された場合、コントラクターは通常、いかなる責任を負うか?

③    瑕疵に該当しないものとしてどのようなものが考えられるか?

④    瑕疵が発見され、それをコントラクターが修理した場合、瑕疵担保保証期間はどのように延長されるか?

(5)   危険負担

①    危険とは何か?

②    プラントの危険がコントラクターからオーナーに移転するのは通常どの時点とされているか?

③    プラント全体の検収時よりも前にオーナーが危険を負担する場合には、どのような場合があるか?

④    不可抗力と危険負担の違いは何か?

(6)   責任制限

①    責任制限には、どのようなものがあるか?

②    なぜ、責任制限なんてものがあるのか?

③    責任制限の例外にはどのようなものがあるか?

④    試験に合格しないためにプラントの不具合部分を修理しなければならなくなった場合の修理費用に責任制限は適用されるか?

6. クレームについて

(1)   クレームとは何か?

(2)   主なクレーム事由は何か?

(3)   EPC案件のクレーム担当が、EPC契約締結後に行うことが望ましいことは何か?

(4)   クレームをする際に特に気を付けるべき事項は何か?

(5)   クレームレターに主に書くべき事項は何か?

(6)   納期延長のクレームをした場合、それは同時に追加費用のクレームもしたと扱われるか?

(7)   コントラクターからオーナーへのクレームの通知は、コントラクターとオーナーとの間で行われた会議の議事録をもって代えることはできるか?

(8)   オーナーの義務にはどのようなものがあるか?

(9)   クレーム事由の一つに法令変更があるが、あらゆる法令の変更の場合にクレームをすることができるのか?

(10)          不可抗力によって履行が妨げられた場合の効果はどのようなものか?

(11)          不可抗力によって履行を妨げられた当事者が負う義務は何か?

(12)          オーナーから作業中断命令が発せられた場合、コントラクターはいかなる処置をしなければならないか?

(13)          コントラクターからオーナーに対してクレームをしたが、両者間で納期延長または追加費用の支払金額等について合意に至らない場合、どのようにしてその問題を解決することができるか?

7. 紛争解決方法について

(1)   紛争解決方法には、いかなるものがあるか?

(2)   紛争解決方法同士の違いにはどのようなものがあるか?

(3)   法的拘束力とは何か?

(4)   EPC契約では、紛争解決方法として仲裁が選択される場合が多いが、その理由は何か?

(5)   仲裁で下された判断に不満がある場合、引き続き裁判でそれを争うことはできるか?

(6)   準拠法とは何か?

(7)   A国の法律を準拠法とした場合、プラントの所在地国であるB国におけるプラントの安全規制を守る必要があるか?

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