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英文契約書においてmake, enter into, conclude, executeとはどんな意味?

      2018/11/23

 

 

make

 

この英単語を見たときに、真っ先に思いつく意味はなんでしょうか?

 

「作る」

 

こう思った人がほとんどではないでしょうか。

 

では、enter intoという表現を見た場合はいかがでしょうか?

 

「~の中に入る」

 

と思ったでしょうか?

 

さらに、concludeはいかがでしょうか。

 

少し難しいかもしれませんが、私のもっている英和辞典を引くと、「結論付ける」という意味が最初に記載されているようです。

 

では、最後に、executeはどうでしょうか?

 

これは、「死刑を執行する」という意味が思い浮かぶ方もいるかと思います。

 

実は、今列挙した4つの英語は、契約書の中では、ある一つの意味を表すために使われているのですが、何かわかりますでしょうか?

 

それは、「契約を締結する」という意味です。

 

すごく意外な意味ではないでしょうか。

 

しかし、例えば、makeは「作る」が一般的によく知られている意味ですが、契約書を作ることは、契約を締結すること、と近い意味があるように思えますよね。

 

また、concludeは、「結論付ける」という意味が一般的によく知られた意味ですが、契約条件を相手方と協議して、結論に至るということは、つまり、契約を結ぶ状態になる、ということですので、concludeが契約を締結する、という意味を持っているというのも納得できるような気がします。

 

「契約を締結する」という意味を表したい場合には、この4つの表現のどれを使っても構いません。私の経験では、このmake, enter into, conclude, そしてexecuteの中で、「契約を締結する」という意味で頻繁に使われているのは、makeとenter intoではないかと思います。

 

例えば、契約書の一番初めは、以下のような英文で始まっていることが多いです。

 

“This Agreement made and entered into between Company A, a corporation duly organized and existing under the laws of Japanese, having its principle office at …and Company B, a corporation duly organized and existing under the laws of the State of Delaware, having its principle office at …”

 

これは、「Company AとCompany Bとの間で締結されたこの契約は・・・」という、契約書の一般的な書き出しの部分です。ここでは、makeとenter intoが過去分詞の形になり、This Agreementを修飾する形になっています。

 

ちなみに、ここの表現は、よりシンプルに、madeまたはentered intoのどちらか一方を削除して記載してもよいです。

 

“entered into”を削除すると、以下のようになります。

 

“This Agreement made between Company A, a corporation duly organized and existing under the laws of Japan, having its principle office at …and Company B, a corporation duly organized and existing under the laws of the State of Delaware, having its principle office at・・・”

 

 

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第1回 義務

第2回 権利

第3回 禁止

第4回 ~に定められている、~に記載されている

第5回 ~に定められている、~に記載されている (補足)

第6回 ~に従って

第7回 ~に関わらず

第8回 ~でない限り、~を除いて

第9回 provide

第10回 ~に関する

第11回 ~の場合

第12回 ~の範囲で、~である限り

第13回 契約を締結する

第14回 契約締結日と契約発効日

第15回 事前の文書による合意

第16回 ~を含むが、これに限らない

第17回 費用の負担

第18回 努力する義務

第19回 知らせる

第20回 責任

第21回 違反する

第22回 償還する

第23回 予定された損害賠償額(リキダメ、LD)

第24回 故意・重過失

第25回 救済

第26回 差止

第27回 otherwise

第28回 契約の終了

第29回 何かを相手に渡す、与える

第30回 due

 

英文契約書の基本的な表現 第31回 英文契約書における「瑕疵(defect)」が発見された場合の救済方法の表現

英文契約の基本的な表現 第32回 「~を被る」という表現

英文契約書の基本的な表現 第33回 「~を履行する」

英文契約の基本的な表現 第34回 果たす、満たす、達成する

英文契約の基本的な表現 第35回 累積責任

英文契約の基本的な表現 第36回 逸失利益免責条項で使われる様々な損害についての表現

英文契約の基本的な表現 第37回 補償する・免責する

英文契約の基本的な表現 第38回 権利を侵害する

英文契約の基本的な表現 第39回 保証する (guarantee)

英文契約の基本的な表現 第40回 品質を保証する(warranty)

英文契約の基本的な表現 第41回 補償・保証債務の負担・品質の保証の表現のまとめ

英文契約の基本的な表現 第42回 「排他的な」という表現 その1

第43回 「排他的な」を表す表現 その2 他社と組まない

第44回 「排他的な」を表す表現 その3 唯一の責任・救済

英文契約の基本的な表現 第45回 売買・請負契約の保証に関する条文における「瑕疵がない」「仕様書に合致している」という表現

英文契約の基本的な表現 第46回 証明責任

 

 

 - 英文契約の基本的な表現の習得