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答えは一つか?

      2017/03/04

大学2年生のときのある専門科目の授業の最中に、教授がクラスのみんなにこんな質問をしてきました。

 

「みなさん、もう何度か大学の授業の試験を受けていると思うけど、試験中に、「やばい!単位落とすかもしれない!!」と思ったときってありますか?」

 

「もちろんあります!」と、教室の真ん中あたりに座っていた人が答えました。

 

するとその教授は、「そんなとき、どうしますか?」と言いました。

 

「え・・・。それは、頑張って解くしかしないですよね・・・。まさかカンニングもできないし。」

 

すると、教室内に少し笑いが起きました。大学生にもなれば、クラスの何人かはカンニングをしています。

 

すると教授は、「そういうときのいい方法を教えてあげましょう」と言いました。

 

「いい方法なんてあるんかい?」と私は思いました。教授の表情から察するに、裏技的なにおいがして、興味がわきましたが、一方で、単に茶化されているだけなのではないか、という気もしました。

 

教授はまじめな表情をしながら、次のように言いました。

 

「いいですか?答案用紙の裏に、自分が勉強してきて理解したことをアピールするんです。参考書で学んだことを書きなぐるんです。」

 

「それって、問われてもいないことを書く、ということでしょうか?」と学生の一人が戸惑ったような感じで質問しました。

 

「はい。そうです。」

 

「それで点数になるんですか?」と同じ学生が質問しました。これは、他の全学生の聞きたいことでした。

 

「わかりません。」

 

「え?・・・じゃあ、なんのために書くんですか?」

 

「いいですか?みなさん。今想定しているのは、「やばい!このままじゃ単位落とす!」と自分で思ってしまうような絶体絶命な場面なんですよ。そのままだと、単位を落とすことはほぼ明らかなのです。もうあとするべきことは、「教授が出題したこの問題は解けませんが、私はこんなに勉強してきたんです!」というアピールをするくらいしかないじゃないですか。」

 

クラスの学生達は、この教授がどこまでまじめに言っているのかよく分からなくなりました。問われてもいないことを答案用紙にかけだなんて、ばかげている、と思ったのでしょう。

 

しかし教授は続けました。

 

「こんなこと、大学受験ではもちろん通用しません。しかし、それが大学の単位取得のための試験で通用しないかどうかは、やってみないとわからないんです。なぜなら、それはその授業を受け持つ教授の裁量に委ねられているからです。私がお勧めするのは、自分が学んできた知識を使って、自分で問題を書き、それを解く、ということです。自分はこの講義で学んだ知識を使ってこういう問題を作ることができる、そして解くことができるくらい勉強してきたんです!!というアピールです。」

 

クラスの学生の反応はいまひとつでした。

 

「社会に出たら、「やり方」が決まっていないことなんていくらでもありますよ。あるいは、従来のやり方ではできないことを、違う視点からアプローチする力も重要になります。自分の提案を上司に通すやりかたも、まずは直属の先輩に相談して、次にその上の先輩に相談して・・・というやり方が普通かもしれませんが、それでなければいけない、というものでもないんです。社会に出たら、ありとあらゆる手段を使って成功させようとするべきです。そうでないと、決められたことしかできない優等生になってしまいますよ。本当に自分の考えを通す人は、正規のアプローチ以外の方法ももっています。違法や不正でなければ、何をしようが自由なんです。負けたときに愚痴をこぼすくらいなら、あらゆる手段を使って成功させようとするべきだと思いますが、いかがですか?」

 

その教授はそう言ってクラスを見まわして最後にこう言いました。

 

「まあ、みなさんが実際に試験で今の案を採用するかどうかは任せますが、ただ一つ言いたいのは、仮にこれがある試験では認められなかったとしても、みなさんの評価が下がることにはなりませんからね。単にその記述が無効になるだけで、マイナスにはならないんです。つまり、ノーリスクです。「ノーリスクでも、採点する教授にバカだと思われたくない」といってチャレンジしないか、あるいは、「ノーリスクなら、一か八かやってみるか」と思うかですね。もちろん、「単位をとれないかも」といった状況に陥らないように日ごろから勉強しておけばよいのですが、学生時代は大学の勉強以外にやりたいことであふれている人が多いでしょうから、そういう場面に遭遇してしまうこともあるでしょう。」

 

私はこれを聞いた後、本当に「やばい!単位落とすかも」と思ったときは、これを実践しました。そのおかげかどうかはわかりませんが、それをして単位を落としたことは、結局一度もありませんでした。あれが、本当に効果があったのかどうかはわかりません。ただ、なんとなく、正規のやり方以外の方法をとっても別にいいんだ、ということをこの教授から教わって、それはそれで価値があったかなと今では思い、あのような雑談をしてくれた教授に感謝しています。

 

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本当は主役になりたいのに、いつも主役になれないと落ち込んでいる人へ

「絶対にやりたい仕事につきたい!」と考えている人へ

上司に取り入っていろうとしている人を見ると、寒気がしてきてしまう人へ

いつも残業しているが、そんな現状をなんとか変えたいと本気で思っている人へ

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文章の作成スピードを速めたいと考えている人へ

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いつも嫌な仕事を任されることが多い、と嘆いている人へ

「社会人になると、学生の時と一番何が違うんだろう?」と疑問を抱いている学生の方へ

「仕事って、どんなときに楽しさを感じられるんだろう?」と疑問を持っている人へ

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「部内の飲み会なんて、どんなに遅刻してもよい、なぜなら仕事じゃないんだから」と考えている人へ

学生時代に頑張ったことが「勉強」だと、就活に不利だと思い、やりたくもないサークルに今から入ろうかな、と考えている学生の方へ

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