仕事ができるようになるために最も大切なことは何か?

      2017/03/04

「仕事ができるようになるために最も大切なものは何だと思いますか?」

 

このような質問を、もしも先輩や上司から聞かれたら何とこたえるでしょうか?

 

勉強?

 

努力?

 

私は入社したばかりのとき、そう答えました。

 

しかし、違いました。

 

センス?

 

頭の回転の速さ?

 

才能?

 

これらでもありませんでした。

 

10年間会社で働いて私が出した答えは、「経験」でした。

 

「経験だけからじゃ新しいものは生まれない。」

 

「本を読むことで経験は補える。よって、経験よりも勉強だ。」

 

こんな反論が、会社に入ってからも一生懸命勉強されている方々、特に若手の方々からは聞こえてきそうです。

 

しかし、それでも私は自分の考えを変えません。

 

仕事ができるようになるために最も大切なことは、1にも2にも、とにかく経験を積むことです。

 

経験でしか差がつかない、というほど、私はこの経験の力は大きいと思います。

 

いきなり新しいものなんて生み出せません。新しいものは、今ある既存のものを理解した先にあるのだと思います。

 

「型破り」とは、「型」、つまり既存のものを超えることを言います。最初に型ありきです。型を知らずに型破りにはなれません。

 

また、会社の仕事について、本にその答えがなんでも書かれているわけではありません。そして、もしも書いてあるようなことなら、誰でもそれを見てやればよいので、周りとの差はさほどつかないでしょう。

 

例えば私は企業法務として働いてきましたが、どんなに優秀な大学を出ていても、どんなに法律の知識が豊富な若手であっても、いきなりM&A案件に絡んで活躍できるかと言ったらまず無理です。

 

いきなり大型のプラント建設案件のメンバーに入っても、最初は席に座っていて周りの話を聞いてもチンプンカンプンでしょう。

 

そして仕事に取り組んでいる際に社内外で遭遇する問題は、本には書いていないことがたくさんあります。

 

よって、仕事ができるようになるには、経験する必要があります。

 

前に一度経験したことがあるという案件と、一度もない案件とでは、仕事の進めやすさが全く違います。

 

会社では、とにかく、「いかにしてこの経験値を上げるか」を考えることが、仕事ができるようになるための早道です。

 

これを意識するかしないかでは、ほんの数年後にも差がつきます。

 

いつまでも雑用のような仕事しか渡されない人と、大きなプロジェクトにかかわらせてもらえる人に分かれます。

 

一度開いたその差は、その後どんどん開く一方です。

 

 

私は、決して、「勉強してはいけない」と言っているわけではありません。「勉強さえすればなんでも解決できると思わないでね」という意味です。

 

ちなみに、私が会社に入社した2006年に、上司に最初にいただいたアドバイスは次の通りです。

 

「仕事で壁にぶつかったとき、くれぐれも勉強に逃げないでくださいね。」

 

言われたときは全く理解できなかったこの言葉も、今ではまさそうだったなと思います。

 

経験値を増やすにはどうしたらよいか?

 

今一つ仕事がうまくいかないと思っている若手の方はぜひこの点を意識してみてください。

 

きっと何かが変わります。

 

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