仕事の経験を増やすために社内で指名されるようになろう! 指名獲得方法

      2017/06/18

「会社で仕事をしていても、何を目指して仕事をしたらよいのかわからない・・・」

 

「なんだか毎日が、ただただ過ぎていき、達成感がない・・・」

 

こんなことを感じている若手の方はいらっしゃるのではないでしょうか。

 

この気持ち、よくわかります。

 

会社に入るまでは、常に、目標というか、果たさなければならないわかりやすいものがありましたよね。

 

試験だったり、受験だったり、部活動における試合だったり、就活だったりと・・・。

 

しかし、会社に入った途端、そういうわかりやすいものが見つけにくくなるように思います。

 

会社で目標と言えば、昇進が思い浮かびますが、昇進と言われても、入社当初は、昇進のタイミングはそうそうあるものでもないでしょう。

 

数年間は全く昇進なんてなく過ぎる・・・という会社も多いのではないでしょうか。

 

私の場合もそうでした。そして、来る日も来る日も、部長から渡される様々な契約書を検討したり、作成したり、損害賠償の対応をしたり、という日々を送りました。

 

指名されることを目指す

 

入社して2年目のある日、私はある本に、「会社員は、社内外問わず、「指名」されることを目指すべきだ」と書いてあるのを見つけました。

 

「・・・「指名」?会社員って、上司から与えられた仕事をこなすもので、「指名」なんてあんの?」

 

その本によれば、会社員は、「ぜひ、あなたにこの仕事をお願いしたいんです!」と言われて初めて一人前と言える、とのことでした。

 

そのとき、入社してすぐに企業法務部の先輩から言われた次の言葉を思い出しました。

 

「この仕事は、人気商売だからね~。できる人に仕事は集まるんですよ。仕事が集まるような人になってください

 

私は、他に何か目指すべきものも持っていなかったので、とりあえず、「指名」されるようになることを目指そうと思いました。

 

「とはいえ、一体、どうしたら指名されるようになるのだろう・・・?」

 

当時の私が所属していた企業法務部は、基本的に、営業部門や技術部門といった事業部門から法務部の部長に対してメールや電話で相談があり、部長がその相談内容を見て、案件の困難さと部員の抱えている仕事の量を考慮した上で、誰か特定の人にその仕事を与えるという仕組みになっていました。

 

部長経由で私に与えられる仕事は、私が読んだ本が言っている「指名」には当たらないでしょう。事業部門から、直接私に向けて仕事が依頼されること、それが「指名」のはずです。

 

つまり、私に対して直接、「本郷さん、これ、やってもらえませんか?」と事業部門の人に言ってもらう必要があるわけです。つまり、事業部門の人から、「他の法務部の人よりも、本郷さんに頼みたい!」と思ってもらう必要があるわけです。

 

となると、私は、他の法務部の人と何か違いを持つように努める必要があるだろうなと思いました。

 

そのために、私は、「毎日の契約検討の内容をより充実したものにすれば、指名を得られるようになるのだろうか?」と思いました。

 

しかし、毎日のように検討や作成を依頼される契約書は、その種類が限られていて、しかも、検討するべきポイントというのはある程度決まっているわけです。

 

そのような、ある意味、誰がやってもさほど差が出にくい契約検討において、特に自分だけが突出して優れるようにする、というのは、難しいように思えました。

 

「もっとわかりやすい、他の人との違いを付けられるものはないのか・・・?」

 

そう思ってから、私は、法務部の他の人たちの働き方を観察することにしました。

 

それまでは特段気にかけて見ていなかったのですが、意識しようと思うと、それまでは気が付かなかったことにいくつか気が付きました。

 

自分から事業部門のフロアに行く

 

まず、事業部門の人たちから案件の背景を聞く場合に、法務部の中には、基本的に法務部のフロアに来てもらうようにしている人がいることに気が付きました。法務部のあるフロアは、事業部門のあるフロアより上の階にあったので、もちろん、法務部のフロアに来てもらった方が、法務部としては楽です。

 

私は、指名獲得につながるかどうかは自信がありませんでしたが、必ず事業部門の人がいるフロアに自分から行こうと決めました。そうすれば、事業部門の方が階段を上がってくる手間が省けるので、少しは差異化ができるかなと思いました。

 

指名されたら断らない

 

次に気がついたのは、実は意外と、事業部門の方々は、一度相談したことがある法務部の特定の人に、電話やメールで直接相談の依頼をしていることです。つまり、指名をしていたのです。部長を介さずに指名する理由は2つありました。

 

1つは、込み入った相談ではないと事業部門の方が思うときは、知っている法務の人にさらっと聞いて、さらっと回答してもらいたい、と思っているからです。

 

2つ目は、法務部の部長に相談依頼をすると、そこから法務部内の人に仕事を割り当てるまでに時間がかかることがあるので、その時間を省きたい、ということでした。主に急ぎの案件の時に事業部門の方々はこう思うようでした。

 

上記のような理由で直接相談を受けた場合、法務部の中には、いつもこう答えている人がいました。

 

まずは部長に相談メールを送ってください。その後、部長が誰かを割り当てますので・・・

 

おそらく、その時自分が担当している仕事でそれなりに忙しいので、仕事を増やすことはなるべく避けたい、という理由で上記の様に答えてしまっていたのだと思います。

 

これは、せっかく事業部門の方から指名されても、それを断る、ということです。

 

そこで私は、「もしも自分にそういう相談があったら、つまり、自分に指名が来たら、忙しくても、できる限り自分で受けよう」と決めました。

 

スピードを意識する

 

また、依頼された仕事への回答のスピードを意識しました。

 

具体的には、「期限よりも早ければ早いほどよい」と考えて取り組みました。

 

これは、たまたまある案件で、事業部門の方に指定された期限よりも大幅に早く回答したところ、かつてないほど感謝されたことがきっかけでした。

 

「仕事の内容そのものも大事だが、事業部門の方々にとってはスピードがそれ以上に重要となることがある」ということをこの時知りました。

 

それ以来、例え依頼された順番が後の仕事でも、30分以内に終わりそうな相談については先に対応して回答するようにしました。

 

これは意外にも自分に合ったやり方でした。例えさほど困難な仕事でないとわかっていても、やらなければならないことが後ろに控えていると思うと、そちらが気になってしまうことがあります。そういう場合に、先にその簡単な仕事を片付けてしまった方が、他の仕事により集中して取り組めるように自分には感じられました。

 

他の部門への相談の際には自分も同席する

 

時々、事業部門の方々にとって、「これって社内のどこの部門に相談すればいいんだっけ?」という問題が生じることがあります。

 

そういう場合、よく法務部に電話がありました。

 

この時に電話に出た人が取る対応は、大きくは次の2つです。

 

その1

それ、法務じゃないですよ~。」で終わり。

 

その2

それ、経理です。」で終わり。

 

私はこれを知り、自分は次のようにしようと思いました。

 

「それ、経理の担当です。私、経理のAさんを知っているので、一緒に相談してみましょう。時間と場所を設定していただければ、私も同席します。」

 

おそらく、「なんで自分の部門で解決するべき問題じゃないのに、どうして同席するなんて面倒なことするの?」と思った方もいるかと思います。

 

同席する理由は、どこに相談したらよいかわからない事業部門の方は、「経理の問題です」と言われても、今度は経理の誰に相談すればよいのか、相談するとしても、話したことがない人に相談するのは少し抵抗がある、という人がいるからです。自分が知っている人を紹介できるなら紹介してあげて、さらに自分も同席するとしてあげたほうが、スムーズに話も進みます。それに、こうすることで、自分の知識の幅も広がるわけです。そして、次に同じような相談が来た時には、「経理で対応するべき問題なので経理に確認していただけたらと思いますが、おそらく、○○という結論になると思います。まあ、相談してみましょう」ということができるようになります。

 

引き受ける時は、嫌々引き受けない

 

部長から仕事を渡される場合でも、事業部門からの依頼でも、中には、嫌々引き受ける人がいます。

 

結局引き受けるのに、あえて嫌々引き受ける態度を示すことに、どんなメリットがあるのでしょう?

 

おそらく、自分が相談する立場であれば、「なんだかスゲー恩着せがましく仕事を引き受けられたな。次からは他の人に相談しよう」と思うような気がします。つまり、自分を指名してくれる人を一人なくす結果になるでしょう。

 

もしかしたら、それが狙いだという人もいるかもしれません。自分に相談が来ないほうが、今自分が抱えている仕事に集中できるようになる、という考えです。

 

嫌々引き受ける人の本心はわかりませんが、私は引き受ける際には、嫌々引き受けないように心がけました。

 

心がけた結果

 

上記の様なことを心がけると、自分のことを指名してくれる人が増えてきました

 

私が心がけたのは、どれも仕事の中身そのものとは関係ないものだったので、どうして指名してもらえるようになったのか少し不思議でしたが、自分の仕事への取り組み方を認めてもらえたように感じました。

 

実際、指名をしていただける人が増えると、自分の仕事の経験値が急激に上がるのを実感しました。部長が自分に与えてくれる仕事以上の様々な仕事に関わることができるようになったことが原因だと思います。

 

会社で自分に仕事上のアドバイスをよくしてくれた先輩は、こう言っていました。

 

仕事をする力は、経験で決まる

 

私はこのことがあってから、新人として入ってきた後輩の教育係を何度かさせてもらった際には、常にその後輩に上記に書いた5つを実践することを進めています。そしてそれらを実践した人達は、配属後1年も経たずに、継続して指名してもらえるようになっています。

 

おそらく、所属している部門によって、指名されるための方法には違いがあるかと思います。まずは、自分の部門の方々の働き方を観察し、「他の人がしていない何か」を探してみてはいかがでしょうか。

 

割と些細な、しようと思えば誰もが簡単にできることが、指名に繋がっているかもしれません。

 

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上記の記事を読んで「もっと仕事について知りたい!」と感じた学生の方は、「仕事について」の記事もご覧ください

(※3分の1ほど上記の記事とかぶっています)。

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