はじめて英文契約をドラフトする人が覚えておきたい英文契約の条文の基本的な形

      2017/08/03

 

今回は、英文契約における条文の基本的な形についてご紹介したいと思います。

 

英文契約書の中には、実に様々な英文が記載されています。

 

それらを何とか類型化できないものか?と私はずっと思っていました。

 

「類型化」というのはどういうことかといいますと、「英文契約の条文は、通常、こういうパターンで記載されている!」というように把握することです。

 

なぜかというと、類型化できれば、英文契約の条文をドラフトしたり修正したりするのが、より簡単になると思ったからです。

 

実は、10年間企業法務として英文契約の条文をチェックしてきても、残念ながら自分の中で完全には類型化することができていません。

 

ただ、英文契約における条文は、概ね以下のような形で書かれていると思います。

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まず、英文契約は、当事者間の権利義務を定めるものなので、上記の図の橙色部分はすぐに納得いただけるかと思います。つまり、義務のshall、禁止のshall not、権利のmayまたはbe entitled toです。

 

そして、黄色部分の前には、赤色部分のような記載がつくことが多いと思います。つまり、「条件」、「例外的扱いであることを示すnotwithstanding」や「原則を定めていることを示すunless otherwiseやexcept as otherwise」等です。

 

さらに、橙色部分の後ろには、青色部分の「~に関する」とか、「~に定められた」や「~に従って」、さらに、「~を除いて」、「~の範囲で」といった表現がつくことが多いように思います。

 

この他には、緑色部分のような「時」、「理由」、「場所」、「対象」等を表す表現が来る傾向があるように思います。

 

もちろん、上記の図で示した構成部分の他にも記載されるものがありますし、逆にこれらがいつも全て書かれているわけでもありません。

 

ただ、「概ね英文契約の条文は上記のような形をとる」と覚えておくと、英文契約のドラフトや修正をするときに役に立つように思い、今回紹介させていただきました。

 

上記の他にも、「英文契約の条文をドラフトする際の基本的なルール」を以下にまとめていますので、興味があれば見てみてください!

 - はじめて英文契約をドラフトする人が覚えておきたい英文契約の条文の基本的な形